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「…ゲルググ?」ここにきて注目集まるMS「ディジェ」って? アムロもシャアも搭乗

アムロだけでなくシャアも乗ったディジェが結ぶ奇妙な縁

「ゲルググ」のDNA「ビーム・ナギナタ」装備。「ROBOT魂(Ka signature) 〈SIDE MS〉 アムロ・レイ専用ディジェ」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
「ゲルググ」のDNA「ビーム・ナギナタ」装備。「ROBOT魂(Ka signature) 〈SIDE MS〉 アムロ・レイ専用ディジェ」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 こういった逸話があるディジェは近年、特にクローズアップされる機会に恵まれています。劇場用アニメ『機動戦士ガンダムNT』では、「ルオ商会」に雇われた主人公の「ヨナ・バシュタ」が乗るディジェが登場しました。

 またマンガ『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』(著:Ark Performance/メカニックデザイン:大河原邦男/原作:富野由悠季/原案:矢立肇)では、「シャア・アズナブル」の乗る「MSK-008 シャア専用ディジェ」が登場しています。資金不足だった初期の「ネオ・ジオン」に、スポンサーから寄付されたという設定でした。

 これを改良したのが「MSK-008S ディジェ・トラバーシア」です。「MSN-03 ヤクト・ドーガ」のパーツを流用したテスト機で、ファンネルも使用できる高性能機となりました。

 ちなみに小説版『機動戦士Zガンダム』(著:富野由悠季/KADOKAWA)では、一時的にシャアはディジェに乗ったことがあり、そういう意味ではリック・ディアスと同じく、アムロとシャアのふたりが乗ったことのある珍しい機体といえます。

 これと同時期を舞台としたマンガ『機動戦士ムーンガンダム』(ストーリー:福井晴敏/マンガ:虎哉孝征/メカニックデザイン:形部一平/原案:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)では、アムロがふたたびディジェに乗っていました。「MSK-008 リック・ディジェ」です。その名の通り、宇宙用に改修された機体で、後にさらなる改修を経て「MSK-008 リック・ディジェ改」となりました。アムロの能力を危険視した地球連邦軍上層部の判断により、ガンダムタイプの提供が見送られ、カラバ時代の機体の改修になったという設定です。

 これらに加えて昨今、さらに新しいディジェが生まれました。それが「アムロ・レイ専用ディジェ」です。

 BANDAI SPIRITSのアクションフィギュア「ROBOT魂 (Ka signature)」で設定され、プレミアムバンダイ限定で商品化されました。設定によるとカラバ時代に乗り込んでいたそうで、カラーリングは「MSZ-006A1 ΖプラスA1型」と同じ赤系と白のデモンストレーションカラーとなっています。

 これまで「RX-93 νガンダム」のようなアムロ専用機はあったものの、「アムロ専用」と名前が付いた量産型MSは初めてになるのではないでしょうか。TV版のディジェとの差別化とも思われます。今後も出てくる可能性があるかもしれません。

 奇しくも『機動戦士ガンダムZZ』と『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の間をつなぐミッシングリンクマンガで、アムロとシャアが改良機に搭乗している姿を描かれたMSディジェ。ふたり共に代用機ではありますが、奇妙な縁に感じざるを得ません。

 むしろアムロもシャアもディジェに乗って戦えば、ハンデなしの互角の勝負ができるのではないか、と思ってしまいます。それも野暮な考えでしょうか。絵的には、盛り上がりに欠けるかもしれません。

(加々美利治)

【画像】こちらが「ガンダム顔」の「アムロ専用ディジェ」です(6枚)

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