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『ガンダム』ブライトは薄氷の勝利だった? WB最モテ女子「ミライ」をめぐる四角関係

もしスレッガーが生きていたらどうなったのか

大人になってから改めて見返すと、スレッガー(左)とミライの関係も相応に深いことがわかる。『閃光のハサウェイ』場面写真配布キャンペーン「ノア家のアルバム」より (C)創通・サンライズ
大人になってから改めて見返すと、スレッガー(左)とミライの関係も相応に深いことがわかる。『閃光のハサウェイ』場面写真配布キャンペーン「ノア家のアルバム」より (C)創通・サンライズ

 ミライに見切られたカムランは15年後に「男」を見せますが、そこはいつか別の機会に語るとしましょう。

 カムランの脱落後、問題となったのがミライとスレッガーの関係性です。実のところ終盤に至ってもミライはブライトに対する愛情表現を見せていません。ミライはカムランとの関係がこじれかけた際、スレッガーが割って入ってくれたことから興味を抱くようになり、軽い恋愛感情を抱くことになります。このあたりはかなり展開が早く、『ガンダム』の放送短縮が影響しているものと思われます。もしじっくりと描かれていたら、どのようなストーリーになっていたのかは興味深いところです。

 第36話「恐怖! 機動ビグ・ザム」でスレッガー機が損傷したと聞いたミライは、見て分かるほどはっきりと動揺を見せています。ミライに意味ありげな視線を送られたブライトは、彼女の気持ちを察して「きみの気持ちはわかっている。僕はいつまでも待っているよ」と伝えます。自分の気持ちよりも、相手の気持ちを最優先した実に男前なセリフです。ミライのブライトに対する恋愛感情も、この言葉でググっと上がったのではないでしょうか。

 ブリッジを離れたミライはスレッガーから母親の形見と称する指輪を受け取り、キスを交わします。いつ命が失われるかわからない戦場では、愛しているならすぐに気持ちを伝えなければいけないことを示す名シーンといえるでしょう。

 結局、スレッガーは「ビグ・ザム」に特攻して命を散らし、ミライの恋もまた悲恋に終わります。戦後はブライトと結婚したミライでしたが、もしここでスレッガーが生きていたらどうなっていたのでしょうか。

 お嬢様育ちのミライにとって、野性的なタイプのスレッガーは今まで出会ったことがないタイプかもしれません。そうした荒々しさというのも、いわゆるモテ要素のひとつではあるので、戦場という人の本能がむき出しになる場所なら、恋愛関係は継続していたのではないでしょうか。

 しかし戦争が終わり、落ち着いた生活を送るとなると、生真面目で芯の強いブライトの方が魅力的な男性に思えるのも確かです。おそらく戦後はスレッガーと別れブライトとくっつくことになるのではないでしょうか。

 放送から何年経ってもこういったIFを考えたくなるのが、『機動戦士ガンダム』の魅力なのでしょう。

(早川清一朗)

【閲覧注意】こちらがジオンのお姫様によるサービスたっぷりなお姿です(6枚)

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