【漫画】「惚れてしまう!」夜勤明け、患者のおばあさんが転倒の危機! 大ピンチの看護師の前に現れたのは?
病院で働く看護師の朝は、いつも大忙し。たくさんの仕事を抱えていっぱいいっぱいになっていると、目の前で入院患者のおばあさんが転びそうになっていて……。Instagramで公開されたマンガが、「まさにピンチに駆け付けたヒーローですね!」と話題の作者、「ツナ看。」さんにお話を聞きました。
大忙しの夜勤の日の朝、ヒーロー現る!
夜勤明けに現れた救世主について描いたマンガが、Instagramで7900以上のいいねを集めて話題となっています。
看護師をしている作者。夜勤の日の朝は、たくさんの仕事を抱えていつも大忙しです。ある日、入院患者のおばあさんが転びそうになっている場面に出くわして、あわやと思ったそのとき……。読者からは、「神、降臨!」「まさにピンチに駆け付けたヒーローですね」「かっこよすぎて、惚れちゃいました」などの声があがっています。
このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、看護師兼イラストレーターの「ツナ看。」さんです。ツナ看。さんに、作品についてのお話を聞きました。
ーー看護師の仕事をしていて、特に「大変だ」と感じるのはどのようなことですか?
多重課題が1番大変です。作中のようにタスクをたくさん抱えた状況で、目の前で患者さんが危ない目に遭ったり、緊急で頼まれごとをされたりなど、イレギュラーな出来事がよく起こります。何年目になっても、「いったい、何からどう捌(さば)けばいいのか……」という状況が多々ありますね。
ーー反対に、「良かった」と感じるのはどのようなことでしょうか? 印象に残るエピソードがあったら教えて下さい。
患者さんに、名前を覚えてもらえることです。
受け持っていた患者さんで、最初はあまり多くを語らなかったのですが、徐々に「あなたを見たら元気が出る」といっていただけたり、転院のときは「あなたがいたから頑張れた」といっていただけたりしたことがありました。4年目の出来事だったのですが、患者さんとそこまで深い関係を築けたのは初めてだったので、本当にうれしかったです。
ーー「救世主」が現れたとき、いつもどのように感じますか?
その姿を見て、毎回「救世主様が来た!」と思っています。少年マンガでいうところの、「万事休すの状況で現れた、逆転の助っ人」というイメージです。例えば、食事介助の方が多くて回りきれないときや、朝のラウンドが間に合わず採血も終わらないとき、緊急入院が発生したときなど、多重課題に押しつぶされそうな状況下では、本当に助かります。
ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?
「分かる。救世主、本当に助かる」「これはイケメンすぎますね」など、共感の声が多かったです。
ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?
SNSに作品の投稿を始めたのは、看護学生1回生のときからです。最初は手描きで描いたものを写真に撮り、それを加工して投稿していました。SNSでは、主に看護ネタを中心に描いています。ギャグ要素を必須とし、「忙しい医療現場でクスッと笑えるネタ」が主なテーマです。看護ネタ以外だと、たまにアニメキャラのイラストも描いています。
ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。
夜勤明けの朝ラウンドのときは、食事介助や採血などのイベントが重なってしまい、毎回大変です。そんな状況で救世主さんが登場してくれると、いつも感動を覚えます。「これって、みんなきっと経験していることだろうし、共感できるネタかも」と思ったことがきっかけです。
ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
看護師が働く現場は、「忙しくてキツくて大変で、心身をすり減らしながら日々働いているのではないか」というイメージを持っていらっしゃる方も多いかと思います。しかし見方を変えれば、笑いになるような場面も多いです。そんな場面を少しでも面白くイラストに描き、見てくれた人たちみんなに笑ってもらえたり、「明日も頑張ろう」と思ってもらえたりするような作品制作を続けていきたいです。
(マグミクス編集部)