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パ、パクリじゃねぇし…! 任天堂に「怒られなかった」ポケモンフォロワーゲーム3選

似て非なる「オリジナリティ」

一時は「第2のポケモン」と呼ばれるほど超人気を誇った『妖怪ウォッチ』。「DX妖怪ウォッチ 零式タイプS」(バンダイ) (C)LEVEL-5/妖怪ウォッチ♪プロジェクト・テレビ東京
一時は「第2のポケモン」と呼ばれるほど超人気を誇った『妖怪ウォッチ』。「DX妖怪ウォッチ 零式タイプS」(バンダイ) (C)LEVEL-5/妖怪ウォッチ♪プロジェクト・テレビ東京

●音楽CDを読み込ませてモンスターを再生!『モンスターファーム』のオリジナリティ

 1997年に発売された『モンスターファーム』(テクモ/現:コーエーテクモゲームス)は、『ポケモン』ぽい要素のうち「出現するモンスターを仲間にする」という点においてオリジナリティを極限まで発揮したゲームです。

 その方法は、初代PlayStationに「円盤石」、つまり音楽CDを読み込ませてモンスターを誕生させる、というものでした。ROMカートリッジしか使えないゲームボーイやNINTENDO64では、出来っこありません。また、主人公は強いモンスターを育てるブリーダーであり、そのために合体を繰り返すという、まるっきり『女神転生』的な要素も入っています。

 さらにバトル方法も「ガッツ」を消費して技を繰り出すシンプルさながら、むやみに技を出さずにガッツを貯めてチャンスをうかがったり、「射程距離が長い」「ヒット率が高い」など技の特性を考えて相手の強みを潰していく戦略性もあり、なかなかに奥深くあります。

 そして97年当時は、最も表現力の高いゲーム機のひとつだったPlayStationにより、3Dグラフィックを駆使したモンスターの戦いは迫力がありました。やはり3D化した『ポケモンスタジアム』(1998年)よりも1年以上、先駆けていたのです。

●『妖怪ウォッチ』は「ともだち妖怪」にボールを投げてなかった

「アニメ絵っぽくてかわいらしいモンスター」や「TVアニメや子供向けマンガ雑誌と密に連携」など、ど真ん中に『ポケモン』的な王道を歩んでいったのが、2013年発売の『妖怪ウォッチ』(レベルファイブ)です。「妖怪」と「ポケモン」の、キャラクター的に最も大きな違いといえば「人の言葉をしゃべるかどうか」ではないでしょうか。

 初印象こそ「ポケモンぽい」であり、同じくマップを歩くRPGタイプではありますが、実際にプレイしてみると感触がかなり異なります。

 最大6体の「ともだち妖怪」でパーティーを組み、バトルでは3体を前衛に出して上手く配置する戦略性が高く、「妖気ゲージ」を溜めて放つ必殺技の要素もあります。このあたり、『イナズマイレブン』や『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』など開発経験が豊富なレベルファイブならではですね。

 ゲームからは外れますが、TVアニメではやりたい放題のパロディーも大きなお友達(筆者含む)にバカウケでした。おもな客層である子供にはワケが分からなかったはずなので、高年齢プレイヤーも意識していたのかもしれません。

 ともだち妖怪からもらえる「妖怪メダル」の玩具は大ブームになり、一時はお店に大行列が並んだり、子供にねだられても買えない親御さんの悲鳴が全国で上がったりしたものです。ともあれ、ゲーム本編はニンテンドー3DS用ソフトのひとつとして、任天堂に大いに貢献していました。

 こうして振り返ると、実は大ヒットした『ポケモン』ぽいゲームのうち、「ボールを投げてモンスターを捕獲」するものはひとつもなく、あったとしても注目を集めずに終わった印象です。さて『パルワールド』はというと……とりあえず「ボールをモンスターに投げつけるゲーム」は作らない方がよさそうです。

※本文の一部を修正しました。(2024.10.17 14:00)

(多根清史)

【こいつは…】なるほど「銃を持ったポケモン」こちらがくだんの『パルワールド』です(7枚)

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