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愛する「猫」に乗るカンタンな方法!? 結果、待っているのは…

漫画家の迷子さんによる描き下ろしエッセイ。ドラゴンなどの背中に乗る夢を持っていた子供の頃。妄想を働かせて、愛猫に乗る方法を考えてみたところ……。

猫の背中に乗りたい!

生き物の背中に乗る夢
生き物の背中に乗る夢

 漫画家の迷子さんによる描き下ろしエッセイ。子供の頃、動物の背中に乗って走る夢を持っていませんでしたか。

 迷子さんが乗りたいのは、猫! 猫の背中に鞍を付けて、自分が小さくなったら……想像してみたら、なかなかハードなことに。

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 猫の背に乗りたい。

 ファンタジー好きなら一度は夢想したことがあるだろう。小さい頃はよく考えた。好きな動物の背中に乗りたい。そのまま走ってほしい。児童文学では竜なんか大人気だ。いいなあ、かっこいい。犬には大きな種類もいるので、幼い子供だったらぎりぎり乗れそうな気もする。

 しかし、猫。猫だ。飼って間近で観察できるようになると、猫の背中は乗るにはなかなかハードルが高いな……ということが分かってきた。動画サイトで「猫 走る」等で検索して見てもらうとすぐに分かると思うのだが、猫の背中はやたらとぐにゃぐにゃ柔らかく、走ると激しく湾曲する。背の屈伸を利用して歩幅を広げ、一歩一歩ジャンプするように走るのだ。そのおかげで速く走れるような体の造りになっているらしい。4本の足がすべて地面から離れる、ダブルサスペンションギャロップと呼ばれる走法なのだそうだ。犬の一部も同じような走り方をするが、動画で確認するに猫ほど背中の湾曲が激しくはない。馬はさすがだ、ほとんど背中が動かない。

 さてこれを踏まえた上で、想像の小さい自分を鞍を着けた猫の背中に乗せてみよう。猫が走りだす。背中の激しい湾曲に上下にバウンドする。数秒持たず放り出され地面に叩きつけられ、ぼろぼろの満身創痍になるだろう。どうにかして固定したとしても嵐の船さながらの乗り心地で乗り物酔いによって気分は最悪だろうことは想像に難くない。よく分かった、猫の背中に乗ったら死ぬかもしれない。

 ……それでも乗ってみたい。

 首辺りだったら、ぎりぎりいけたりしないだろうか。諦めきれず、今日も小さい自分が中空に放り出される。

(迷子)

【マンガ】動物の背中に乗りたい! 「猫」だと大変なことに…

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