『ワンピ』映画の入場特典で生まれた謎とは シャンクスはこれからどうなるのか
先日、地上波で初放送された映画『ONE PIECE FILM RED』は、劇場公開時には入場特典として「第40億巻」が配布されました。実は、この40億巻によってシャンクスに関する新たな謎が浮上しているようです。入場特典に記されたシャンクスの謎とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
『ONE PIECE FILM RED』の特典で新たに生まれたシャンクスの謎?
2024年10月13日に、地上波で映画『ONE PIECE FILM RED』が初放送されました。この映画は『ONE PIECE』の人気キャラである「シャンクス」や、彼が率いる「赤髪海賊団」にも焦点を当てて物語が展開されています。そのシャンクスといえば謎が多いキャラとしても有名で、同映画の入場特典で配布された「『ONE PIECE』コミックス-巻四十億『RED』-」でも新たな謎が生まれ、今も多くの考察がされています。
「『ONE PIECE』コミックス-巻四十億『RED』-」には、『ONE PIECE FILM RED』の設定画や、作者で同映画の総合プロデューサーでもある尾田栄一郎先生が描いた年表などが盛り込まれています。その年表の最後の「まとめ」で、尾田先生は「悪者はトットムジカ(劇中の歌の魔王)だけです。ウタの計画は失敗してそれでよかったけど 新時代を誓い合ったルフィが生きていていきます。もしかしたらシャンクスも」と記し、この「シャンクスも」のあとが、「SECRET」の文字とともに黒く塗りつぶされているのです。
この「SECRET」に何が書かれていたのか、ネット上でさまざまな考察が飛び交いました。そのなかで最も多かったのが、「シャンクスも死んでしまう」と記されているのではないかという説です。
この考えは「SECRET」となっている前のページで、「死にゆくウタ」と書かれていることが根拠となっているようです。この文により、確定ではないものの、映画のクライマックスでウタは死んでしまったと考えられています。また、SECRETの前文に「新時代を誓い合ったルフィが生きていきます」とあるため、ウタは死んでしまったが、その意志はルフィに受け継がれたという解釈ができます。
そして、そのあとに「もしかしたらシャンクスも」と書いてあるため、シャンクスもまたルフィに新時代を託し、死んでしまうのではないかと考えられているようです。
ほかには、「シャンクスもウタのように多くの人を殺めてしまうのではないか」という考察もあります。映画でウタが間違った価値観に基づいて「新時代」を作り上げようと、多くの人を自分の仮想世界に閉じ込めたのと同様に、シャンクスも同じようなことを行うのではないかという考察です。
「シャンクスが虐殺なんてするはずがない」と思いたいですが、彼らには非情な一面が描かれることもあります。たとえば、第1話で山賊がシャンクスに銃を向けた際に、仲間の「ラッキー・ルウ」はすぐに山賊の頭を撃ち抜きました。また、「バルトロメオ」が赤髪海賊団の旗を燃やした際には、「ウソップ」の父でもある「ヤソップ」が「ケジメはケジメ」と言い彼らの船を沈めています。
このように、シャンクスたちは自分たちの正義に基づき、これまで多くの敵を倒してきました。シャンクスが平和な時代を作るために、特定の人びとを殺そうとするなどの恐ろしい行為を働く、ということもあるかもしれません。
果たしてシャンクスの謎がすべて明かされる日は、いつになるのでしょうか。その日を期待して待ちましょう。
(LUIS FIELD)