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今こそ挑戦すべし!『スーパードンキーコング』スーファミの名作、3DSでもプレイ可

2020年4月、レトロゲーム協会が「スーパーファミコン本体セット」を100世帯に支給したニュースが話題になりましたが、同梱ソフトのひとつ『スーパードンキーコング』に注目した人も少なくないでしょう。ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも楽しめる同作は、大人になった今こそやり込める魅力が詰まっています。

高く評価された、背景グラフィックとBGM

初代『スーパードンキーコング』。画像はWiiバーチャルコンソール版 (C)Nintendo
初代『スーパードンキーコング』。画像はWiiバーチャルコンソール版 (C)Nintendo

 新型コロナウイルスの蔓延で自宅待機している子供たちへの支援を目的に、NPO法人日本レトロゲーム協会が2020年4月、「スーパーファミコン本体セット」を100世帯に支給すると発表し、話題になりました。

 ニュースに触れた人のなかには、本体と一緒に支給されるソフトのひとつ『スーパードンキーコング』に目が行ってしまった方も多いのではないでしょうか。ニンテンドー3DSのバーチャルコンソール(以下、VC)でダウンロード可能な『スーパードンキーコング』は、2020年4月もスーパーファミコンバーチャルコンソールのダウンロードランキングで上位をキープし続けています。

 2Dスクロールゲームの金字塔として語り継がれる「スーパードンキーコング」シリーズ(1/2/3)は、ニンテンドーSwitchの品薄が続いている今こそ、大人が熱中してやり込めるゲームといえます。

 イギリスのレア社が開発してきた『スーパードンキーコング』シリーズが高い評価を集めた理由のひとつは、発売当時は珍しかった3DCG技術が駆使されていたことです。

 初代『スーパードンキーコング』の発売は1994年ですが、表情豊かな「ドンキー」と「ディディー」が駆け回る舞台は、SFCとは思えない奥行きのあるグラフィックで表現されていました。『初代』ではジャングルや水中のステージ、氷の洞窟のステージ、1995年発売の『スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー 』では、蜂蜜にまみれた蜂の巣や工事中の鉱山など、ゲームの舞台として一風変わった世界観が表現されていました。

 ステージへの没入感をさらに高めてくれるのがBGMです。『2』の「とげとげタルめいろ」はファンの間でしばしば語り草になりますが、「タルタルこうざん」や「きりのもり」、「ラトリーに大変身」など、作曲者「David Wise(デビッド・ワイズ)」さんの手がける楽曲は当時プレイしていた子どもの耳にも、強烈な印象を残すものばかりでした。

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