『ワンピ』長年の謎シャンクス 90巻の「大事なモノがない」姿について明かされる?
『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する人気キャラ「シャンクス」は、さまざまな謎を持っています。そのひとつ「双子説」について、最新展開で進展があったようです。シャンクス双子説は本当なのでしょうか。
左目の傷がないシャンクスはやはり別人物か?
『ONE PIECE(ワンピース)』の人気キャラクター「シャンクス」は、多くの謎に包まれた存在です。なかでも読者が注目しているのは、海賊でありながら、敵対する「世界政府」のトップと対談していた点でしょう。この場面で描かれたシャンクスの不自然な行動に関する謎が、ついに明かされる時が来たのかもしれません。
※この記事では『ONE PIECE』コミックス未収録の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
読者が違和感を覚えたシャンクスが描かれたのは、コミックス90巻のシーンです。彼は海賊でありながら、世界政府の最高権力者である「五老星」と対談していました。この際、五老星の元に現れたシャンクスは黒いフードをかぶっており、いつもとは違う様子です。そして、五老星に「ある海賊について話が」と語りかける右側からの横顔を見てみると、本来額中央まで伸びているはずの左目の傷が見当たりません。
また、90巻と同時に発売された公式キャラクターブック『VIVRE CARD~ONE PIECE図鑑~ STARTER SET Vol.1』の表紙には、シャンクスの左側の顔が描かれており、こちらはさらにはっきりと傷がないことが確認できます。
こういった描写がきっかけで、ファンの間では「シャンクスの左目の傷がないのは伏線なのか」という議論が巻き起こり、「シャンクスは双子なのではないか」という可能性も考察され、注目を集めています。
シャンクスが双子である可能性については、左目の傷が描かれていないことに加え、彼の父親と考えられる「フィガーランド・ガーリング聖」が1096話で放った「見ていろ子供達…」というセリフが根拠としてあげられています。
このセリフが登場したのは、かつて「ゴッドバレー」で行われた「天竜人」による「先住民一掃大会」でのことでした。ガーリング聖がシャンクスの父親だとすれば、このセリフは父親としていいところを見せようとする彼からシャンクスに向けたものと考えられますが、「子供達」と複数形で語っている点に違和感が残ります。この発言と左目の傷がないように描かれたシャンクスの姿が相まって、ネット上では「シャンクス双子説」がさらに広がりました。
この「シャンクス双子説」について、直近の1134話で新たな進展がありました。現在進行中の「エルバフ編」では、「エッグヘッド編」で五老星が使用していた魔法陣のような方法で左目の傷が描かれていないシャンクスが王宮に忍び込んだのです。
本来、ルフィたちが訪れる前にエルバフに堂々と立ち寄っていたシャンクスが、忍び込む必要はないはずです。このことからも、彼がシャンクス本人ではなく、別人物である可能性が高いと考えられます。
フクロウの図書館に侵入した人物は果たして誰なのでしょうか。「シャンクス双子説」の真相が明らかにされる日は、もう間近かもしれません。
(LUIS FIELD)