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「板野サーカス」を再現した『スーパーロボット大戦α』 戦闘アニメに釘付けに!

板野サーカスも見事に再現

『超時空要塞マクロス』 が参戦 画像は劇場版『愛・おぼえていますか』DVD(バンダイビジュアル)
『超時空要塞マクロス』 が参戦 画像は劇場版『愛・おぼえていますか』DVD(バンダイビジュアル)

 デモを見ていた筆者がまず目を奪われたのは、『勇者ライディーン』のライディーンがゴッドゴーガンを放つシーンでした。ここでライディーンはゴッドアローを取り出すと、くるりと回転させてから弓につがえたのです。こんな細かい戦闘アニメーションは、過去の作品では見たことがありませんでした。また、ゲッタードラゴンがシャインスパークを放つ際に、準備段階であるゲッターシャインからアニメーションが作りこまれていたことにも驚かされました。

 このような細かい描写を可能にしたのが、本作から実装された、戦闘アニメーションのON・OFF機能だったのです。アニメーションを制作するスタッフからはかなりの反発があったそうですが、代わりにアニメーションの時間制限を大幅に緩和したため細かい要素を入れ込んだ長いアニメーションを作れるようになり、クオリティを飛躍的に向上させることができたのです。

 筆者が一番気になっていた『超時空要塞マクロス』のミサイル発射シーン、いわゆる「板野サーカス」がどうなるのかという点も、当時の水準としては極めて高度なレベルで描写されており、これを見て『スパロボα』の購入を決断したのです。

 いざ発売日を迎え早速プレイしてみた筆者は、戦闘アニメーション以外にも、多くの点で改善が行われていることに気付きました。『スパロボ』には初期のシリーズから『機動戦士ガンダム』シリーズから多くのユニットが参戦していましたが、他のスーパーロボットと比較すると回避率は高いものの脆く、運用には細心の注意が必要でした。特に遠距離から射撃をする際には遠くでいったん止まり敵が動いてくるのを待つか、射撃を一回受けてから次のターンで攻撃しなければいけませんでした。それが『スパロボα』では一部モビルスーツのビームライフルがユニット移動後に使えるようになっており、使い勝手が飛躍的に向上していたのです。これはガンダムを魂に宿した世代にとってはとてもありがたい仕様変更だったのではないかと思います。

 その他にもクォータビューや熟練度システムの採用など、『スパロボα』は、後のシリーズの基礎となる仕様が採用され、まさに新たな世代の『スパロボ』として大きな人気を得たのです。

 あれから20年。戦闘アニメーションやBGMなどはハードウェアの性能向上と共に更なる高みへと昇っています。これから先も、きっと『スパロボ』は、新しい感動と驚きをもたらしてくれることでしょう。

(早川清一朗)

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