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『マクロスΔ』は何が“ザンネン”だったのか? 「ワルキューレ」大躍進もアニメの評価はイマイチ

2016年に放送されたTVアニメ『マクロスΔ』は5人の女性で構成された戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の圧倒的な存在感が目立ちましたが、作品全体としての評価はいまひとつでした。何が原因で、「残念」な評価となってしまったのでしょうか?

「聴かせてあげる! 女神の歌を!」楽曲は最高だったのに!

三角関係のフレイヤ、ハヤテ、ミラージュが中心に描かれる『マクロスΔ』キービジュアル (C)2015 BIGWESTMACROSS DELTA PROJECT
三角関係のフレイヤ、ハヤテ、ミラージュが中心に描かれる『マクロスΔ』キービジュアル (C)2015 BIGWESTMACROSS DELTA PROJECT

『超時空要塞マクロス』に始まった「マクロス」シリーズの新作アニメーション企画が、サンライズの制作で進行しています。現時点での最新作となるタイトルは、2016年に放送されたTVアニメ『マクロスΔ』です。『Δ』は、5人の女性で構成された戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の圧倒的な存在感が目立ちましたが、作品全体としての評価はいまひとつでした。何が原因で、「残念」な評価となってしまったのでしょうか?

 改めて『Δ』を観返しましたが、1話は本当に見事な出来栄えでした。主人公「ハヤテ・インメルマン」が、課役作業用のワークロイドを踊るように操る姿には、圧倒的なパイロットの才能を感じました。ワルキューレに憧れ新メンバーのオーディションを受けるため、密航していた少女「フレイア・ヴィオン」と、密航者として追われる彼女を助けるために飛び込んでいくハヤテの姿も、実に良い「ボーイミーツガール」でした。

 ワルキューレのメンバーたちと、可変戦闘機「バルキリー」のエースパイロットぞろいの「Δ小隊」がからむシーンも、短い時間のなかで各自の個性と、両チームの関係の良好さ、協力して役割を果たしている状況をしっかりと描いています。フレイアを偶然押し倒したハヤテを、誘拐犯だと勘違いして取り押さえようとした「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス」のシーンなどは、彼女の軸であり悩みである生真面目さがよく出ています。これだけ早い段階で、三角関係の一端を担うキャラをスピーディーにからませたのは脚本の妙でしょう。

 その後も「ヴァール・シンドローム」発生による戦闘の勃発、音楽とともに次々と戦場に姿を現すワルキューレの雄姿、Δ小隊と連携しての戦闘、生身で敵に取り付きヴァ―ル・シンドロームを癒やすエースの歌姫「美雲・ギンヌメール」の圧倒的な存在感など、見どころしか存在していません。さらに突如として現れた「ウィンダミア王国」の「空中騎士団」とΔ小隊の死闘は「これぞマクロス!」といわんばかりの圧倒的な空中戦が描かれ、今後への期待を大きく持たせてくれるものでした。

 しかしながら、その後もワルキューレについては文句も付けようがない展開が続きましたが、その他の点において、「難しい」と考えるようになりました。処理しなければいけない情報量があまりにも多すぎたのです。

【画像】え、こんなん人気出るだろ… コチラが「中の人」も可愛すぎるワルキューレのビジュアルです(5枚)

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