新『ダイの大冒険』スタッフの熱意に安心して待てる! 一点だけ残念なことといえば?
アバンストラッシュを真似していた世代が監督に

シリーズディレクター(監督)を務める唐澤和也氏は子供の頃にアバンストラッシュを真似していた世代だそうで、「熱量のあるスタッフがどんどん集まって来ていて、会社からやりすぎと言われるくらい一丸となって作っている。(今の)子供にも、その子供にも見てほしい」と、『ダイの大冒険』への想いを語っていました。
声優についてはさすがに30年近くが経過しているため、主役級のキャラクターは新たなキャストが演じることになりました。そもそも1作目でダイを演じた藤田淑子さんは2018年に亡くなっているので、残念ですが仕方のないことでしょう。
新たにダイを演じるのは種崎敦美さん。デビュー以来、数多くの作品で主役級のキャラクターを演じてきている実力派声優で、子供のころにきょうだいと一緒に第1作のアニメを見ていたそうで、番組中でも気合の入ったアバンストラッシュを披露してくれました。
ダイの盟友、ポップ役は豊永利行さん。オーディションを受けてからなかなか連絡が来なかったため落ちたと思い込み、マネージャーさんに「どんな役でも出たい!」と伝えていたほど『ダイの大冒険』が好きなよう。番組中も本番のアフレコが待ちきれない様子で、「メラ」と「ベタン」を連発していました。
マァム役は小松未可子さん。番組中では気合を込めた「閃華裂光拳!」だけでなく、「このスケベ!」も茶目っ気たっぷりに披露してくれました。どのシーンで誰に使うのか、一発で思い出せる名セリフです。
レオナ役は早見沙織さん。レオナ役が決まったとき、所属事務所のダイ世代のスタッフが大喜びしてくれたそうで、「身が引き締まる思い」と意気込みを語ってくれました。
アバンを演じるのは櫻井孝宏さん。『ダイの大冒険』は「ジャンプ」の連載を読んでいたそうで、強さをひけらかさないアバンは、大人の象徴のようなキャラクターだと感じていたそうです。
ヒュンケル役は梶裕貴さん。子供の頃はやはりアバンストラッシュを真似していたそうで、ブラッディースクライドももちろんやっていたと語ってくれました。子供の頃に真似していたせりふを実際に演じることができるのは、ただただうらやましいのひと言です。
放送の開始は2020年の10月。原作の最初から最後までやるとなると、かなりの話数になるでしょう。長い原作をアニメ化する際にはしばしば大幅なカットが行われますが、監督の唐澤氏の決意を聞いた限りでは、心配はいらないと感じます。安心して、放送を待とうと思います。いっそ冥竜王ヴェルザーとの戦いまでやってくれたならと思っている方も多いのではないでしょうか。
ただひとつだけ、マァムの生足がスパッツに変更されていたのは少々残念でしたが、まあ時代というものでしょうか。これはこれでなかなか良いものです。
(早川清一朗)