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キュベレイ、L.E.D.ミラージュ…「永野護デザインのカッコよすぎ」メカランキングTOP5

永野護さんのメカデザインには不思議な魅力があります。『Zガンダム』『ファイブスター物語』『ブレンパワード』から心震えた「永野メカ」を5体、独断で選びました。

独創的で革新的なデザインの数々

キュベレイは曲線を多用したデザインで登場し、視聴者に強烈な印象を与えた。画像は「HGUC 195 機動戦士Zガンダム キュベレイ 1/144スケール 色分け済みプラモデル」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
キュベレイは曲線を多用したデザインで登場し、視聴者に強烈な印象を与えた。画像は「HGUC 195 機動戦士Zガンダム キュベレイ 1/144スケール 色分け済みプラモデル」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 流れるような優美なフォルムと立体的で整合性のある構造――。これは永野護の仕事に違いない!

 そんな、熱烈なファンが多いことで知られる永野護さんのメカデザインから、心震えた「永野メカ」を5体選抜して紹介します。

●第5位 L.E.D.ミラージュ(『ファイブスター物語』)

 最初に紹介したいのはLEDミラージュです。白い甲冑の騎士、血の十字架、兜のソードホーンなどが特徴的なメカで『ファイブスター物語』の1話冒頭で目にしたときは、まさに心震えました。

 ディティールへの圧倒的なこだわりは、アニメとして動かせるデザイン、という制約から解き放たれたせいでしょう。いまでも高い人気を誇り、多くのモデラーが手にとっています。

●第4位 バロン・ズゥ(『ブレンパワード』)

 金属の板を重ねたようなデザインのバロン・ズゥも心震えた永野メカのひとつです。アニメでは設定画のディテールのまま動かすのは難しかったようですが、それでも圧倒的な迫力がありました。

『重戦機エルガイム』のオージェから続く、両肩のバインダーが印象的なメカです。

●第3位 エルガイムMk-II(『重戦機エルガイム』)

『重戦機エルガイム』の2代目主役メカとしていまでも高い人気を誇るエルガイムMk-II。乗り換え前のエルガイムも美しさと関節のメカニックが見事でしたが、どちらが好きかと問われたらMk-IIを選ぶ方も多いのではないでしょうか。

 人型でありながら人間離れしたフォルムに悪役メカのようなフェイス、長砲身のバスターランチャーが魅力的です。

●第2位 キュベレイ(『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ZZガンダム』)

「ガンダム」ファンからも高い人気を誇るMS(モビルスーツ)「キュベレイ」も永野メカのひとつです。両肩のバインダーや大きなつま先など、明らかにこれまでに登場したMSの流れのなかで異形なのですが、全く違和感を感じません。

 むしろ「ハマーン・カーンの乗機だったらこれしかない!」というほどの説得力を感じます。宇宙の蝶を思わせる優雅なデザインに心奪われた方は多いのでは?

●第1位 ダッカス・ザ・ブラックナイト(『ファイブスター物語』)

 最後に紹介したいのがダッカス。こちらは『ファイブスター物語』で大きな設定変更が行われた後、初めて登場した永野メカです。その後もずっと活躍し続け、おそらく劇中で最も出番が多いメカではないでしょうか。

 当初は肘関節や膝関節のサイズと、鬼瓦のような意匠の頭部に違和感がありました。しかし展示会で立体物を見たとき、脳内イメージの答え合わせをして大きなショックを受けました。この形状はそういうことだったのか!と。「本当にそこにあったときに映える立体物」としてデザインされたメカだと思います。

 この記事ではMS(モビルスーツ)、アンチボディ、HM(ヘビーメタル)、MH(モーターヘッド)、GTM(ゴティックメード)から一体ずつ選びました。どれもメカニックの様式(設定)が異なるものの、永野デザイン特有の不思議な魅力があります。

あなたはどのメカが好きですか?

(レトロ@長谷部 耕平)

【画像】超カッコイイ! こちらがデザインに心震えた「永野護メカ」TOP5のビジュアルです(5枚)

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