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『ワンピ』共通点多すぎる「W7編」と「エルバフ編」フランキーの過去がロキの未来に?

マンガ『ワンピース』物語後半のエピソードには、前半に訪れた島での出来事を彷彿とさせるオマージュが随所に散りばめられています。最新「エルバフ編」においても「ウォーターセブン編」に似ている、とふたつのエピソードの共通点が注目されていました。

終盤の展開も似ている場合、最悪の未来が…?

ウォーターセブンでの冒険が描かれた『ONE PIECE ワンピース エイトスシーズン ウォーターセブン編 piece.2』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
ウォーターセブンでの冒険が描かれた『ONE PIECE ワンピース エイトスシーズン ウォーターセブン編 piece.2』DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)はこれまでにさまざまな場所で冒険が描かれてきました。現在、物語は「エルバフ編」へと突入しており、大きな盛り上がりを見せています。そんななか、ファンのなかでは「エルバフ編」と「ウォーターセブン編」(以降「W7編」)に共通点が多すぎる、と話題になっているようです。

※本記事には単行本111巻以降の内容を含みます。

 まず、このふたつのエピソードでは、今後の活躍を予感させる新キャラが登場します。「W7編」では、のちに「麦わらの一味」に加わる改造人間「フランキー」が初登場し、「エルバフ編」では巨人族の王子「ロキ」が描かれました。ふたりとも世界政府への怒りを露わにしており、フランキーは「政府の人間はみんなクソだ!!!」と吐き捨て、ロキも同じように世界の頂点に君臨する貴族「天竜人」のことを「ゴミクズ」と罵ります。そのエピソードで登場し、なおかつ支配者層への憎悪を抱いているという点が共通していました。

 また、このふたりはどちらも鎖で拘束されています。ロキは初登場時から鎖で縛られており、フランキーは鎖で拘束されて「エニエス・ロビー」へと連行されました。ほかにもロキの使う武器はハンマーで、フランキーもハンマーという名前がついた必殺技を使う部分も似ています。

 その共通点から、今後明かされるかもしれない真実についても推測が立てられています。かつてフランキーは自作した船を盗まれ、その船で司法船を襲撃した濡れ衣をかけられました。そして司法船を襲撃した罪を問われ、恩人であった「トム」に死刑の判決がいい渡されます。

 同じようにロキは「エルバフ」の「ハラルド王」を殺したとされていますが、「それは濡れ衣ではないか?」と疑われているのです。

 ハラルド王が殺された現場である「王の間」には大きな爪痕のようなものが描かれていました。これは世界政府の組織である「神の騎士団」の団長「フィガーランド・シャムロック」によって付けられたと推察されています。

 シャムロックの剣の「ケルベロス」は「悪魔の実」を食べた可能性が高く、その能力で王の間に爪痕が残ったのではないか、と考えられているようです。もしそうであれば、ロキはシャムロックの罪を着せられていることになります。

 このように「W7編」と「エルバフ編」の状況がかなり近しいことが分かります。「W7編」では、ほかにも仲間になったと思われた「ニコ・ロビン」が麦わらの一味へ罪を着せたり世界政府へ連行されたり、彼女を奪還するために麦わらの一味が政府の島「エニエス・ロビー」に突入する様子も描かれました。もしかすると「エルバフ編」でもロビンに危機が訪れるのかもしれません。

 もしロビンが連れ去られるとすれば、奪還のために麦わらの一味が聖地「マリージョア」へ乗り込むような展開も予想できます。そのときに改めてロビンが仲間に加わり、ロビン加入時にはなかった「6人目」というサブタイトルが付けられるのでしょうか?

(LUIS FIELD)

【画像】苦渋の決断に号泣… こちらが「ウォーターセブン編」で麦わらの一味を裏切った人物です(4枚)

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