マグミクス | manga * anime * game

観たら後悔?最恐《Jホラー映画》ランキングの1位は 「救いのなさえぐい」「音だけで怖い」

数々の名作映画がある、ジャパニーズホラージャンルのなかで、あなたが一番好きなのは何ですか?

2025年夏もJホラーが熱い

映画『残穢 住んではいけない部屋』出演の橋本愛さん(2016年12月、時事通信フォト)
映画『残穢 住んではいけない部屋』出演の橋本愛さん(2016年12月、時事通信フォト)

 2025年6月6日から、泉朝樹さんの人気ホラーコメディーマンガの実写版となる映画『見える子ちゃん』が公開されています。オリジナル要素も含めて話題を呼んでいる本作の監督を務めたのは、『残穢 住んではいけない部屋』(2016年)を監督したほか、『仄暗い水の底から』(2002年)の脚本、そしてホラービデオシリーズ『ほんとにあった! 呪いのビデオ』(1999年~)に立ち上げから携わるなど、日本のホラー業界で功績を残してきた中村義洋さんです。

 それ以外にも、ジャパニーズホラー(Jホラー)界にはさまざまな才能を持つ監督がおり、数々の名作を生み出してきました。ユーザー参加型のサイト「みんなのランキング」では、「日本のホラー映画最恐ランキング!」というランキングが発表されています。

 同ランキングのTOP10を下から見てみると、『輪廻』『八つ墓村(1977年版)』『黒い家』『来る』『女優霊』『残穢 住んではいけない部屋』『着信アリ』『仄暗い水の底から』『呪怨』『リング』という結果です。

 清水崇監督の『輪廻』『呪怨』、前述の中村監督の『残穢 住んではいけない部屋』、三池祟史監督の『着信アリ』など、ホラー映画で有名な監督の作品が並んだほか、横溝正史さんの同題推理小説を野村芳太郎監督が映画化した『八つ墓村』、貴志祐介さんのサスペンスホラーを森田芳光監督が映画化した『黒い家』など「生きている人間が怖い」作品もランクインしました。

 そのなかでも、世界的に有名なホラー監督である中田秀夫さんは、『女優霊』『仄暗い水の底から』『リング』の3作が入る強さを見せています。

 各作品を推すコメントとしては

・「見たら死ぬビデオ」という印象的なキャッチフレーズに違わぬ恐怖をくれました。特にビデオ内の髪をとく女性が怖くて、いつもそのシーンだけは飛ばしてしまいます。(『リング』への意見)

・伽椰子と俊雄の恐さもさることながら、真に恐いのはそのプロットです。複数の時系列が連なるストーリーですが、それぞれのストーリーが進行し、全てがつながったとき恐怖、そして、このままいけばどうなってしまうかを想像して、結論にいたったときの救いのなさに恐怖を感じます。(『呪怨』への意見)

・集合住宅という、人の多い、ありふれた環境の中で起こる不可解な事象。オープニングからエンドロールまで明るいシーンが一切なく、暗く、ジメジメとした重い雰囲気が常に付きまとう気持ちの悪さは、ほかのホラーでは絶対に味わえない!(『仄暗い水の底から』への意見)

・着信の時の音が不気味で怖い!骨が折れる時の音などかなり前に見た作品ですが、今でも覚えています。人が亡くなるシーンも音も映像もグロすぎてトラウマです。(『着信アリ』への意見)

・マンションで起こるいくつもの不可解な恐怖の現象を解き明かしていく作品ですが、映像的な作り込みがとてもうまく、怖さを煽るような場面が多数あります。常に身構えていないと怖いほどの内容で、近年のホラー映画のなかでは一番だと思います。(『残穢 住んではいけない部屋』への意見)

・よく「人間が一番恐い」という言葉が使われますが、常軌を逸した人間の心と行動はそんな生易しいものではないものだということを思い知らされる作品です。(『黒い家』への意見)

 などの声がありました。

 2025年の夏は中田監督の最新作『事故物件ゾク 恐い間取り』(7月25日公開)や、『呪怨』『呪怨2』のVHS版の4Kリマスターのリバイバル(8月8日より)、さらに、ランキング12位の『ノロイ』ほかさまざまなホラーを手掛けた白石晃士監督が、大ヒットホラー小説を映画化した『近畿地方のある場所について』(8月8日公開)も控えています。Jホラーは、これからも私たちの背筋を寒くさせてくれそうです。

出典:みんなのランキング(https://ranking.net/rankings/best-japanese-horror-movies

(マグミクス編集部)

※本文を一部修正しました(6月11日13時35分)

【1~10位】え…っ? やっべトラウマで震えてきた 《最恐な日本のホラー映画》ランキング(結果を見る)

画像ギャラリー