【漫画】世紀末、荒廃した世界で生き残った男 誰もいないスーパーでの行動に「すごい孤独感」
荒廃した世紀末、誰もいないスーパーに現れたのは、生き残った「ごく普通の男」でした。彼はさまざまな「ひとり言」を話していて……。MnnMさん(@MnnM_Mk1)による創作マンガがX(旧:Twitter)で公開され、主人公の日常に「たくましい」「追い込まれてる」などの反響が集まっています。
一見楽しそうな主人公の「孤独」が刺さる

世紀末の荒廃した世界で、誰もいないスーパーに現れたのは、生き残った「ごく普通の男」でした。彼はヘッドホンで音楽を聴きながらさまざまな「ひとり言」を話しています。「本日俺様がいただくのは、昔働いてたスーパーの在庫を漁った食料です」……。
MnnMさん(@MnnM_Mk1)による創作マンガ『世紀末で生きる人のらくがき』がX(旧:Twitter)で公開されました。読者からは「たくましいな」「世紀末生活をエンジョイしているように見えてうらやましい」「なかなか追い込まれてるなぁ」「余裕のようですり減っている証のひとり言に見えてつらい」「先のなさへのほんのりとした絶望感もまた良い」などの声があがり、投稿には6.8万いいねの反響が集まっています。
作者のMnnMさんに、お話を聞きました。
ーー世の終わりを感じさせる荒廃した世界観が印象的でした。このお話を描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
普段から何気ない思い付きで絵を描くのが自分の活動スタイルだったので、頭のなかでひと通り4ページのマンガを想像して、その想像が鮮明なうちに絵を描く、といういつもの流れでした。そのなかでも決定的なきっかけは、「特別なスキルや使命がない一般人が、荒廃した世界を生きる日常生活」というアイデアでした。
生存者を助けたり、自分を顧みず行動できる英雄のような立ち振る舞いができない普通の人間が、ボロボロになった風景を見慣れて日常として受け入れた結果、「明日はどこに行こう」とか「こんな世界でもご飯に困らない」とか、ものすごく個人単位の発言をしながら生きていく。そういう話があってもいいんじゃないかという、自分の需要を満たすために描きました。
あと、こういう荒廃した世界には怪物とかゾンビとかが出てくるものですが、恥ずかしながら自分はホラーが苦手なのでいっさいを排除しました。

ーー主人公のセリフで状況が断片的に伝わってきて、主人公の孤独やたくましさが感じられました。マンガを描くうえで工夫なさったことや心がけたことなどを教えて下さい。
4ページという少ないページ数のなか、できうる限りのセリフ量を鑑みて、ただひたすらにひとり言を言うスタンスに落ち着きました。世界観の設定を説明させるには少なすぎるし、かといって身の上話をさせたらスーパーを探索させてるコマがまったくの無意味になってしまうと思い、あくまでもセリフで分かるのは「主人公が孤独なこと」と「暇なこと」くらいな程度に情報量を抑えました。
その副産物として、誰にも話しかけずにおしゃべりをしているという、ひどく静かでひとりぼっちという極限の状況を生きている雰囲気を作ることができました。演技がかった口調ではなく、自然体の話し方で等身大な印象を出せるように心がけました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「ひとりぼっちが怖いから音楽を聴いておしゃべりをして、孤独を紛らわせている」という感想を読んだとき、自分が描いてて1番表現したかったところが伝わって良かった、という安心感が1番にありました。
生存者との遭遇や、「主人公の孤独を癒やす人間に出会えたら良い」とマンガのなかのキャラクターを応援する感想や、この主人公が残した記録がのちに誰かの手に渡るといったその後の展開の想像が膨らむ感想が多く、読んでいてとても楽しい気分になりました。
(マグミクス編集部)



