「ビジュ優勝!」「解像度高過ぎ」驚きの再現度で話題になった実写版の女優
人気の実写化は、ファンの間で賛否両論になることが多いです。特にキャラクターの再現度には厳しいファンも多いからこそ、制作陣やキャストはビジュアルや演技に真剣に取り組んでいるようです。
「現実にいたらこうだよな」をまさかここまで?

ビジュアルや性格、スキルが現実離れしたキャラクターが登場する漫画ほど、実写化する際は再現のハードルが高くなります。一方で原作ファンが嫌がる「コスプレ感」を抱かせずに、「本人?」とさえ思わせるほどのクオリティで再現されたキャラクターもいました。
●『キングダム』シリーズ 楊端和(演:長澤まさみ)
古代中国の春秋戦国時代を舞台に、圧倒的なスケール感と豪華キャスト陣で、映画4作にわたって実写化された『キングダム』(原作:原泰久)は、原作ファンも納得するクオリティーでさまざまなキャラクターが再現されていました。
そのなかでも、1作目から長澤まさみさんが演じて評判を呼んでいる「楊端和(ようたんわ)」は、唯一無二のカリスマ性で山の民をまとめあげる女王で、秦との絶縁状態が続く状況でありながらも「国境をなくしたい」という若き秦王「エイ政(演:吉沢亮)」の思いに共感し、同盟を結びます。
エイ政が奪還を目指す王宮で、多くの敵を前に先陣を切る楊端和の姿からは、美しさはもちろん、リーダーとしてのすごみや勇ましさが十二分に伝わってきます。ファンからも「人気のキャラだし相当プレッシャーもあっただろうけど、ビジュアル含め再現度高くて感謝しかない」「CMとかこれまでの作品の明るいイメージとは違って、完全にクールでキリッとした楊端和だった」「背の高さも込みで説得力がある」と、感動の声も少なくありません。
シリーズ1作目以降は登場シーンがほぼなかった楊端和でしたが、4作目の予告編での再登場にはファンが大いに沸いていました。
●『聖☆おにいさん』弁財天(演:白石麻衣)
世紀末を無事に乗り越えた「ブッダ(演:染谷将太)」と「イエス(演:松山ケンイチ)」が、バカンスを満喫するために下界にやってくるコメディーマンガ『聖☆おにいさん』(作:中村光)は、仏教やキリスト教にまつわるエピソードを笑いに変える人気作です。
2024年には、ドラマ版に続いて福田雄一監督が手掛けた劇場版『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』が公開され、神様だけでなく天使や悪魔などの曲者キャラクターたちの再現度も、大きな話題となります。
特に音楽が芸術を司る女神「弁財天」を演じた、白石麻衣さんのキャラクタービジュアルには「まさにな感じですごい。意外なほどに中村光顔!」「もともとビジュ好きなキャラだったけど、原作通りで俄然観たくなった」と、公開前から期待する声も続出していました。
白石さんは黒髪のショートボブで、ヘアバンドをしている弁財天のビジュアルに加え、音楽のことになると気合が入り、押しの強いプレゼンをしてしまう姿もしっかり再現しています。福田監督による「とにかく大声で」という演技指導をもとに、ブッダとイエスも困惑するほどの熱量でまくしたてる弁財天は大きな見どころです。
●『波よ聞いてくれ』南波瑞穂(演:原菜乃華)
放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』でヒロインの妹「朝田メイコ」役を演じている原菜乃華さんは、これまで『【推しの子】』の「有馬かな」や『見える子ちゃん』の主人公「四谷みこ」など、話題の実写化作品のメインキャラクターを演じています。
そんな原さんは2023年に放送されたドラマ『波よ聞いてくれ』(原作:沙村広明)にも、舞台となるラジオ局で働くアシスタントディレクター「南波瑞穂」役で出演していました。
瑞穂はアパートを追い出された主人公「鼓田ミナレ(演:小芝風花)」を居候させる面倒見の良さを持ち、いつかミナレを主役に番組を作るという夢を抱くキャラクターです。真面目で常識人にも思える瑞穂ですが、ストレスを溜め込むと一心不乱に包丁を研ぐという一面を持っており、破天荒なミナレにも負けない存在感を視聴者に強く印象づけていました。
原作ファンからも「ビジュアルはもちろんだけど、意志の強さとか雰囲気がもろ瑞穂なんだよな」「かわいさだけじゃなく、ぶっ飛んだ演技も再現してて納得のキャスティング」と、はまり役と称賛されています。
●『咲-Saki-』東横桃子(演:あの)
人気マンガ『咲-Saki-』(作:小林立)は、競技人口が1億人を超えるほど麻雀が人気を持つ架空の世界を舞台に、女子高生たちが大会で切磋琢磨する姿を描いたスポ根作品です。アニメ化やゲーム化に加え、2017年にはドラマ、2018年には映画化もされました。
本作には未来予知能力や相手の手を読み解く力など、麻雀に関する特殊能力を持った個性豊かなキャラクターが多く登場します。実写版では、一見すると浮いてしまうようなビジュアルのキャラクターも、メイクや髪の色、衣装など制作陣の強いこだわりによって見事に再現されており、原作ファンからも支持を得ました。
また、実写版『咲-Saki-』には、主演の浜辺美波さんほか、浅川梨奈さん、山田杏奈さん、桜田ひよりさん、恒松祐里さんなど、いまや各作品に引っ張りだこの女優たちが、多数出演していたことでも知られています。特に近年ではバラエティー番組やアーティスト活動など、幅広い活躍を見せるあのさんが演じる「東横桃子」は、ビジュアルや立ち振る舞いを含めた再現度の高さが大きな注目を集めていました。
桃子は主人公「宮永咲(演:浜辺美波)」のライバル校「鶴賀学園麻雀部」の一員で、相手に気付かれないままリーチをかけるほどの存在感の薄さから、「ステルスモモ」の異名を持つキャラクターです。冒頭の全員が集合するシーンで桃子だけが見切れていたり、後ろを向いていたりと意図的に存在感の無さを強調する演出がされていました。
そして試合シーンではアニメ版で桃子役だった斎藤桃子さんに似た声のトーンで相手を翻弄したり、能力を見破られて動揺する表情を見せたりと、「もともと髪型が似てたのもあるけど、独特のオーラがちゃんと再現されてた」「アニメと比較してみるといかに似せてるか分かってすごい」と、絶賛の声が相次いでいます。
(田中泉)
