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え、令和でも犠牲者が? 最新ウルトラマンで描かれたトラウマ級「捕食シーン」

ウルトラ怪獣はたまに、「人間」を食べます。最新作『オメガ』で描かれた「捕食」シーンが大きな話題を集めました。

令和に受け継がれた怪獣の「捕食」シーン

最新ウルトラマンのフィギュア「ウルトラマンオメガ -ソフビ&メテオスターターセット-」(BANDAI) (C)円谷プロ
最新ウルトラマンのフィギュア「ウルトラマンオメガ -ソフビ&メテオスターターセット-」(BANDAI) (C)円谷プロ

 ウルトラシリーズ最新作『ウルトラマンオメガ』の第4話が、大きな話題を集めました。令和に入ってからも『ウルトラマン』の新作は、多くの子供たちのハートをつかんできましたが、この『オメガ』第4話においては、子供らの声援と同時に「悲鳴」が聴こえてくるようです。

 第4話「爪痕の謎を追え」では、登場した刃爪怪獣「テリジラス」が、直接ではないにせよ、人間を「捕食」するシーンが描かれました。

「ウルトラ怪獣」は、街でビルを倒しながら大暴れしますが、人間を食べる怪獣はそこまで多くありません。だからこそたまに登場する人食い怪獣に、子供たちは戦々恐々とし、怪獣を単なる「キャラクター」ではなく、恐ろしい存在であることを再認識するのです。昭和、平成、そして令和のウルトラ怪獣たちの食事シーンを振り返ってみましょう。

 昭和ウルトラ作品で最も強烈なインパクトを与えた捕食シーンは、なんといっても『ウルトラマンタロウ』に登場した火山怪鳥「バードン」ではないでしょうか。このバードンは、「タロウ」と「ゾフィー」を倒した、シリーズ屈指の最強怪獣です。

 そのバードンは食欲旺盛で、食肉倉庫などを狙い、各地で大きな被害を出しました。そこで防衛チーム「ZAT」は被害拡大を防ぐために、日本全国の家畜や食肉を隠すよう指示します。

 しかし、それが仇となり、腹を空かせたバードンはマンモス団地を襲撃し、住民をついばむように、次々に食べていきました。本当にただ空腹を満たすためだけに、人が食べられていく描写はいま観てもゾッとします。

 ほかにも『帰ってきたウルトラマン』の宇宙大怪獣「ベムスター」は腹部中央の「口」で宇宙ステーションを捕食し、『ウルトラマンA』の超獣「サボテンダー」も人を食べていましたが、生々しさという点において、バードンは圧倒的でした。

 平成以降はどうでしょうか。全体的にダークな雰囲気がただよう『ウルトラマンネクサス』では、ビースト「ゴルゴレム」が尻尾についた口で、カメラマンを捕食するシーンがあります。その際、カメラマンは捕食される寸前までシャッターを切り続けており、食べられる視点の場面も描かれました。

 また令和ウルトラ作品でも、捕食シーンは『オメガ』が初めてではありません。『ウルトラマンブレーザー』(2023年)で登場した幻視怪獣「モグージョン」は、光を発して動けなくした相手を食べる特性があります。アリクイのような長い舌をビルの窓に差し込む描写は、モグージョンのかわいらしい見た目とのギャップも込みで、かなり恐ろしいものでした。

 そして、今回の『オメガ』に登場したテリジラスの食事シーンも強烈です。白亜紀の恐竜「テリジノサウルス」が怪獣化したという、その姿は凶暴そのものでした。

 首からくちばしにかけての滑らかな動きは、生きているとしか思えない生々しさで、その動きのまま、逃げ惑う人びとの前に立ちはだかると……ここでカメラは尻尾側に切り替わり、直接描写を避ける代わりに「バリバリ」という非常に嫌な音が響きます。あまりにも怖いです。

 このエピソードを監督した越知靖さんも、X(旧:Twitter)でそのシーンの画像とともに「テリジラス、何をとはいいませんが食事中です。」と、匂わせるポストをしていました。

 火を吐いたり、ビルを壊したり、非現実的な暴れ方を見せる怪獣が、時折する「捕食」という現実的な恐怖、そのトラウマは昭和から平成、そして令和へと、しっかり受け継がれたのでした。

(片野)

【画像】え…っ? 「何してんだ」「色合いもコワッ」 こちらが令和でも「人食べちゃった」ウルトラ怪獣です

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