『鬼滅の刃』完璧そうな胡蝶しのぶ←実は“ド天然”? 公式スピンオフで明かされた意外な一面
『鬼滅の刃』で物語の中核を担う柱のひとりとして活躍する胡蝶しのぶは、本編に心優しく真面目で知性にあふれる存在として描かれています。しかしスピンオフ作品『キメツ学園!』では、そんな彼女もおちゃめに大暴れ!小悪魔感のあるかわいいエピソードをまとめました。
ぶっ飛んだ発想と小悪魔的な策略が光るエピソードの数々

現在、上映中の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』では、「蟲柱」である「胡蝶しのぶ」にとって、とても重要なストーリーが描かれます。彼女は鬼殺隊の隊士として藤の花から抽出した毒を生み出して鬼への対抗手段を増やし、隊士たちの治療面でも貢献していました。
一方、『鬼滅の刃』のスピンオフ作品『キメツ学園!』でしのぶは高等部3年の蓬組(よもぎぐみ)に在籍し、薬学研究部とフェンシング部をかけもちしています。学園三大美女のひとりで、文武両道・才色兼備のしのぶは、原作で医療施設「蝶屋敷」で働き、『キメツ学園!』では中等部に通う「なほ」「きよ」「すみ」にとって、憧れの存在です。原作でもスピンオフでも隙のない、完璧そうなしのぶですが、実はとてもお茶目な一面がありました。
●かまぼこ隊に見せた優しさの裏にあった思惑
「竈門炭治郎」「我妻善逸」「嘴平伊之助」でおなじみの「かまぼこ隊」は、「温泉卵は文字通り温泉の卵のことで、地面に卵を埋めるとそこから温泉がわく」というウソをきっかけに大騒動を起こします。善逸が、温泉卵のことを知らない伊之助をからかおうと冗談でいったところ、伊之助はその話を真に受けて学校の裏山に穴を掘り始めてしまいます。
慌てて彼を止めようとする善逸と炭治郎ですが、温泉をわかしておばあちゃんの腰痛を治してやりたいと話す伊之助の純真さに、真実を話すことができません。どうしようか悩んでいるところに現れたしのぶは「学校が経つ前、この辺は温泉地として有名だった」と話します。その話を聞いて必死に穴を掘る3人ですが、この話はまったくのデタラメでした。しのぶは3人が掘った穴を、薬学部が薬草を育てる人工池として活用したのです。
ストーリーの途中、しのぶは3人が巻き起こすトラブルを上手に解決してあげているのですが、ちゃっかり彼らを労働力として利用するところに、小悪魔さをにじませます。