『あんぱん』26年ぶり登場の東海林は今いくつ? モデルの「やなせたかしの上司」の晩年とは
朝ドラ『あんぱん』では、のぶがかつての上司、東海林明と再会して話題になりました。
文武両道だった東海林のモデル

『アンパンマン』の作者、やなせたかしさんと妻の暢さんの人生をモデルにした2025年前期の連続TV小説『あんぱん』118話の終盤では、かつて主人公「柳井のぶ(演:今田美桜)」と「柳井嵩(演:北村匠海)」が働いていた、「高知新報」時代の上司「東海林明(演:津田健次郎)」が再登場し、その変わらないかっこよさも込みで大いに話題になりました。
東海林は1947年に嵩が上京するために高知新報を退職した第86話(7月28日放送)以来の登場で、作中では26年が経過しています。演じる津田健次郎さんは白髪交じりの老けメイクをしていましたが、相変わらず元気そうな東海林は、1973年時点で何歳になっているのでしょうか。
やなせさんと暢さんが出会った高知新聞時代の話を中心に特集した書籍『やなせたかし はじまりの物語:最愛の妻 暢さんとの歩み』(高知新聞社)には、ふたりの上司の情報も載っています。「月刊くじら」の元ネタである月刊誌「月刊高知」の編集長は青山茂さんという方で、1908年生まれ(1981年死去)の彼は1933年に高知新聞に入社、1963年1月に定年退職しました。
実家は坂本龍馬の生誕地の近くだったという青山さんは、早稲田大学で水泳選手として活躍し、国際大会ではオリンピック金メダリストのジョニー・ワイズミュラー氏(後に俳優に転身し、映画「類猿人ターザン」シリーズで主演を務める)と一緒に泳いだこともあるそうです。また、文化人たちとの親交も深く、井伏鱒二さんの紀行文『取材旅行』にも青山さんの名前が登場します。まさに文武両道に優れた人物でした。
モデルの通りなら東海林は現在64、5歳で、定年を迎えてからもう10年も経っていることになります。
1949年2月まで「月刊高知」の編集発行人を務め、1950年5月からは「週刊こども高知新聞」の初代編集長になった青山さんは、高知新聞退社後も隠居はせず、四国銀行に再就職して同社の「百年史」の編集作業にも当たったそうです。東海林も、高知で何か別の仕事をしているのかもしれません。
青山さんはやなせさんの退社後も彼のよき理解者であり続け、やなせさんが1957年から2年間高知新聞で『マックロちゃん』というマンガを連載したときには、手紙のやり取りもしていたといいます。久々に出てきた東海林の今後の役割にも注目です。
(マグミクス編集部)
