「もうすぐ13年」「アニメと同時だったのに」 実写化発表から時間が経ち過ぎた人気作
アニメやマンガの実写化は、発表されたからといってそれで安心できるとは限りません。企画が動き出した後も、監督の交代や制作体制の変更、さらには時代の空気などさまざまな要因によって続報が途絶えてしまうケースがあります。今回は、発表から長らく音沙汰のない実写化企画を、いくつかご紹介しましょう。
「実写化企画も進行中」←これどうなった?

近年はマンガ、アニメの実写化ブームが続いており、毎年のように新たな作品が映像化されています。つい先日も人気マンガ『ブルーロック』の実写化が話題になりましたが、ニュースが報じられたからといって必ずしも企画が実現するとは限りません。なかには「実写化」が発表されたまま、長らく続報が途絶えた作品もあります。
●『君の名は。』
アニメーション映画『君の名は。』は、2016年の年間興収ランキング1位を獲得した大ヒット作品です。それまで知る人ぞ知る存在だった新海誠監督の名を一躍世に広めた出世作としても知られており、2017年にはさっそくハリウッドでの実写映画化が報じられました。
当初は『アメイジング・スパイダーマン』などのマーク・ウェブさんが監督を務める予定でしたが、2020年9月にリー・アイザック・チョンさん(『ミナリ』『 ツイスターズ』)が後任に就任します。しかしそのチョン監督も2021年7月に降板し、ディズニー映画『ラーヤと龍の王国』のカルロス・ロペス・エストラーダさんが監督に決定したものの、現時点で公開時期やキャストなどの詳細は明らかにされていません。
もっとも、企画自体が白紙になったわけではないようです。2023年にはプロデューサーを務める川村元気さんが、米Deadlineの取材に対し「ゆっくりではあるが、着実に進んでいる」といった趣旨の発言をしていました。それ以降、大きな続報は伝えられていませんが、2025年に『秒速5センチメートル』の実写版映画が公開されたことを踏まえると、『君の名は。』にも何らかの動きがあることを期待したくなります。
●『サマータイムレンダ』
「少年ジャンプ+」で連載され、累計閲覧数1億5000万回を突破した人気SFサスペンス『サマータイムレンダ』(作:田中靖規)も、実写化のニュースが報じられた作品です。発表があったのは2021年で、原作の連載完結のタイミングに合わせ、アニメ化、実写化、リアル脱出ゲーム化といった複数のメディア展開が明らかになりました。
その後、リアル脱出ゲームは和歌山県に実在する無人島を貸し切る形で、同年夏に1日限定イベントとして開催されています。アニメも2022年春クールに放送されましたが、実写化については「企画が進行中」とされたまま動きが見えない状況です。
あまりにも具体的な続報がないことから、ネット上では「『サマータイムレンダ』の実写化って結局どうなったの?」「初報以来まったく音沙汰なくない?」といった声があがっています。果たして今後、何らかの続報は発表されるのでしょうか。
●『MONSTER』
実写化の発表から目立った発表がないまま、まもなく13年が経過しようとしている作品もあります。浦沢直樹先生のマンガ『MONSTER』は、主人公の脳外科医「天馬賢三(テンマ)」と、自らのメスが生み出した殺人鬼「ヨハン」の運命が交錯するサイコサスペンスです。
アメリカで実写ドラマ化されることが報じられたのは、2013年のことでした。製作には映画『ヘルボーイ』で知られるギレルモ・デル・トロ監督が関与するとされ、大きな注目を集めます。
当初は長編映画としての実写化が構想されていましたが、途中で企画が頓挫、それでも原作の実写化を強く望んでいたデル・トロ監督の意向により、ドラマ企画へと舵が切られたといわれています。
ただ、発表当時は盛り上がったものの、その後は具体的な続報がないまま沈黙が続いている状態です。ファンの間ではすでに諦めムードも漂っていますが、近年Netflixがさまざまな人気作の実写化を手がけていることもあり、「Netflix様、どうかあの名作を実写化してくれ!」といった切実な声もあがっています。
(ハララ書房)
