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「ガンダム」って何なん? 疑問が尽きなくなる『鉄血』の「変わり種」が示すカタチ

「ガンダム」シリーズの顔といえるガンダムタイプのモビルスーツは、作品によって定義がさまざまです。特に「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」シリーズでは幅広い姿のガンダムが登場します。

見た目だけじゃない「ガンダム」の定義

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』Blu-ray BOX Flagship Edition ビジュアル (C)創通・サンライズ・MBS
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』Blu-ray BOX Flagship Edition ビジュアル (C)創通・サンライズ・MBS

「ガンダム」シリーズの顔といえば、やはりガンダムタイプの「モビルスーツ」(MS)ですが、作品によってガンダムとされる機体の定義はさまざまです。特に「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」シリーズでは機体の内部構造が由来とされ、幅広い姿のガンダムが登場します。

 例えば、2015年から2016年にかけて放送されたTVシリーズ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第1期に登場した「ガンダム・グシオン」は、ガンダムらしからぬ姿をしたMSとして知られています。物語の序盤にて、グシオンは宇宙海賊「ブルワーズ」の保有する機体として、主人公「三日月・オーガス」が属する組織「鉄華団」に敵対する形で登場しました。平べったい顔に寸胴短足のボディは固い装甲に覆われ、オーソドックスで長身なガンダムの見た目と比較すると異彩を放っています。

 三日月の駆る「ガンダム・バルバトス」に敗れ、鉄華団の手に渡ってからは「ガンダム・グシオンリベイク」として、重厚さは残しながらも細身のシルエットに生まれ変わりました。

 また、外伝マンガ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼』(原作:矢立肇、富野由悠季/シナリオ:鴨志田一/マンガ:寺馬ヒロスケ、団伍)には、TVシリーズに出番がなかったガンダムタイプのMSも登場します。そのうち名門家系の次期当主である女性「デイラ・ナディラ」が保有する「ガンダム・グレモリー」は、頭まで装甲に覆いつくされ、外套をまとったような姿をしています。

 鎌のような武器で戦うグレモリーは頑丈な装甲を持ち、約300年前に繰り広げられたという大戦争「厄祭戦」の当時から存在しています。主人公サイドとは一時、敵対するも、同性ながらもデイラの婚約者である少女「ミーナ・ザルムフォート」の生存を知ると協力関係となりました。

 そして、同作に登場する機体では「ガンダム・ウヴァル」も特徴的な見た目をしています。ウヴァルは月面の企業「タントテンポ」の内部抗争が描かれるなか、序盤における主人公サイドのライバルとして立ちはだかります。

 機体は長年、フレーム剥き出しの状態で放置されていたところ、主役機「ガンダム・アスタロト」の装甲パーツを用い組み上げられたもので、修復しきれなかった右足や左肩の一部に動力パイプがむき出しとなっています。巨大な「マイニングハンマー」の見た目も相まって、いびつな見た目が目を引く機体です。ちなみに、かつての厄祭戦における本来のウヴァルが、どのような姿をしていたのかは今のところ明かされていません。

 現在、シリーズとしては2025年10月末に劇場で公開された特別編集版『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント -小さな挑戦者の軌跡-』及び新作短編『幕間の楔』以降は描かれていません。作中では、はるか昔に多くのガンダムが投入された「厄祭戦」と呼ばれる戦いがあったとされ、ファンから映像化が望まれていますが、実現される日は訪れるのでしょうか。

(LUIS FIELD)

【画像4枚】どこから見てもガンダム…には見えないこちら、『鉄血』の変わり種です

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LUIS FIELD

マンガやアニメをこよなく愛するライターが多く在籍する編集プロダクションです。幅広い年代が所属し、レトロ系から新作までおさえた「語りたくなる」記事を心がけています。

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