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フリーレンはなぜ「くだらない魔法」を集めるのか 「花畑の魔法」が変えた人生とは

「くだらない魔法」に心を動かされるワケ

フリーレンが魔法を集める動機は、物語序盤から断片的に描かれてきた。画像は原作マンガ『葬送のフリーレン』第1巻(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ/小学館)
フリーレンが魔法を集める動機は、物語序盤から断片的に描かれてきた。画像は原作マンガ『葬送のフリーレン』第1巻(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ/小学館)

 ただ、収集を続けるには動機が必要ではないでしょうか。原作第2話で、フェルンに魔法を集める理由を聞かれたフリーレンは、「私の集めた魔法を褒めてくれたバカがいた。それだけだよ」と返します。「バカ」とは共に旅したヒンメルたちのことでしょう。皆が魔法を褒めてくれた、それが愉快で楽しかった。また体験したいから魔法を集め続けるという動機。

 第122話では、フランメが残した「お前が一生かけても学びきれないほどの魔法が、この世界にはある」などと話しています。これに対してフリーレンが、「どうせなら全て学んでみたい」という動機。

 そもそも1000年生きてきて、もう学ぶべき戦闘魔法がほとんど残っていないから、「趣味」としてコレクションしたいだけという動機。

 作中には、このような動機と思えるシーンがたくさんあるので、フリーレンの胸中を考察するのが面白くなります。

 仲間も、おそらくフリーレン本人も「くだらない」と言う民間魔法の数々ですが、実際に使われたときには胸がジーンとするエピソードがたくさんあります。きっとその魔法の発案者にとっては、とてつもなく便利で、大切な魔法だったに違いありません。そしてフリーレンは、そんな誰かの大切なものを集めているのかもしれません。

(石原久稔)

【画像】「えっマジか」 これがフリーレンを「魔導書」で釣り上げた、やり手のお姉さんです(4枚)

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石原久稔

昭和生まれのサブカル好きライター。マニアックすぎるネタを提出してよくボツになります。

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