なぜ『Fate/Grand order』には間桐桜の顔をしたサーヴァントが? 実は8人もいた!?
間桐桜がサーヴァントになった理由は?
『FGO』では同一人物がさまざまなクラスで召喚されることも多く、最も多いのが『Fate/stay night』の「セイバー」の姿でなじみ深いアルトリア・ペンドラゴンの13人(2020年10月時点。謎のヒロインシリーズ3名を含む)となっています。しかし、もともとサーヴァントとして召喚される対象であるアルトリアはいざ知らず、魔術師とはいえなぜ現代人である桜がサーヴァントとして召喚されるのか。
それは、桜が神に選ばれた存在だからなのです。
2017年10月に実装された桜の姿をしたサーヴァント、パールヴァティーは召喚時にこのように語ります。
「こんにちは、カルデアのマスターさん。女神パールヴァティーと申します。此度は清らかな少女の体を借りて顕現させていただきました。私も不慣れな状況ですので、一緒に成長させてくださいますか?」
つまり、パールヴァティーは波長の合う人間である桜の体を依り代として召喚されているのです。人格面ではパールヴァティーの人格と桜の人格が混ざっており、しばしばまるで本物の桜のような言動をとることもあります。なお、パールヴァティーは桜の善の側面を切り取った存在なのですが、後に悪の側面を切り取ったカーマというサーヴァントも実装されています。
それ以外にも、『Fate/EXTRA』に上級AIとして登場した桜(サクラ)からは多くの桜顔キャラクターが派生して生み出され、『FGO』にも実装されています。2020年10月時点で実装されているのはBB、水着BB、メルトリリス、謎のアルターエゴ・Λ、パッションリップ、キングプロテアの6騎。上記の2騎を加えると、桜顔のサーヴァントは実に8騎が実装されています。限定イベント『大奥』に登場した春日局も桜顔でしたがサーヴァントとしては未実装です。いつか彼女もプレイアブルキャラになるのでしょうか。
そして「EXTRA」シリーズに登場したサクラ顔サーヴァントのカズラドロップとヴァイオレットは『FGO』には未実装です。まだまだ増えていく桜顔サーヴァントを、コンプリートしようと決めている方も多いでしょう。2004年からのファンのひとりとして、筆者も覚悟を決めています。
(早川清一朗)