東京コミコンにBTTFキャスト登場。この機会に振り返る、「後日談」描く作品たち
完璧すぎる脚本。公式な「後日談」はあるも、映画続編は生まれず!

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は1985年、日本で『ターミネーター』が5月に公開されたのち、同年12月に公開された映画です。総指揮を務めたスティーヴン・スピルバーグの次なる注目作として話題になり、SFだけではない青春コメディ映画として人気が急上昇し、その人気は『パート2』『パート3』へと続きました。
その後、映画の続編として『パート4』やリメイクの話などが度々噂として出ていますが、現在に至るまで形になるという話は出てきていません。一方、映画以外では『パート3』完結後のエピソードを描いた作品がいくつか登場しています。
まず、『Back to the Future: The Animated』というTVアニメがCBSで1991年から1992年にかけて全26話で放送されました。『パート3』のその後が描かれており、デロリアンや蒸気機関車のタイムマシンに乗ってお馴染みのキャストが冒険を繰り広げます。物語の冒頭と終わりには、実写映画のドク役だったロイドも登場しました。
他にも2010年にゲームとして「Back to the Future: The Game」が配信されています。全編フルCG、フルボイスのシステムが採用され、マーティを操作してアクションや会話ができるアドベンチャー形式のゲームです。『パート3』の半年後が舞台で、映画版の脚本を担当したボブ・ゲイルが監修に携わっています。ドクの声をロイド、ジェニファーを映画版第1作で彼女を演じたクローディア・ウェルズが担当しているほか、マーティの祖先と未来からやってきたマーティ役としてマイケル・J・フォックスもゲスト出演しています。
映画ではないが正統な続編として紹介されたのが、コミックス『バック・トゥ・ザ・フューチャー コンティニュアム・コナンドラム』です。日本語訳版が発売されており、パート3から数ヶ月後の1986年からの世界を描いています。同じく、シリーズの脚本家ボブ・ゲイルが監修。1985年、2035年の未来、1890年代の過去をつなげるというストーリーが展開します。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズは「完璧な脚本」とまで言われるほどの作品であり、続編を期待する声の一方で「続きは必要ない」と考える人もいるなど、ファンの愛は深いと言えます。アニメ、ゲーム、コミックなど映画以外のメディアでも物語が展開されていますが、「次の映画」という選択肢は選びにくくなっているように思います。しかし、映画製作者とファンの愛のもとで、完結した作品が生き続けるのは素晴らしいことです。
(大野なおと)
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