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日本人漫画家が描く新たな「バットマン」が連載開始。過去には大友克洋も…!

『ULTRAMAN』を描いた日本人漫画家が描く新たなバットマンの連載『BATMAN JUSTICE BUSTER』がスタートしています。実に多くの日本人クリエイターが「バットマン」を描いてきましたが、今作は多くの謎を散りばめた世界観が読むものを惹きつけています。

かつて「バットマン」を描いてきた日本人クリエイターたち

「モーニング」4・5合併号から連載開始した『BATMAN JUSTICE BUSTER』」 TM&(C) 2020 DC.All Rights Reserved.
「モーニング」4・5合併号から連載開始した『BATMAN JUSTICE BUSTER』」 TM&(C) 2020 DC.All Rights Reserved.

 2020年のクリスマスイブに発売された講談社「モーニング」4・5合併号から、新たな「バットマン」の連載が始まっています。その名も『BATMAN JUSTICE BUSTER』。バットマンをはじめ数多くのキャラクターを生み出してきた、米DCコミックスと講談社による共同プロジェクトの第1弾とされています。

 コミックを描くのは、2008年にアニメ化もされた『鉄のラインバレル』で知られ、現在は「HERO’s!!(ヒーローズ)」で『ULTRAMAN』を連載している清水栄一氏と下口智裕氏のコンビ。大のアメコミ好きで、キャラクターなどにも精通している作家です。

 プロジェクトはDCと講談社で2019年秋から計画され、「様々な制約を取り払って、本当に面白い漫画を作ろう」ということで合意したといいます。話し合いのなかで「バットマン」や「ジョーカー」などDCが誇るキャラクターを活かしたマンガのアイデアが生まれたそうです。

 日本人によるバットマンのマンガ作品は、最近では久正人氏による『ニンジャバットマン』、他にも麻宮騎亜先生による『BATMAN CHILD OF DREAMS』、夏目義徳氏による『BATMAN DEATH MASK』、手代木史織氏による『バットマン アンド ジャスティス・リーグ』、桑田次郎氏による「バットマン」などが刊行されています。

 他にも、1999年に発売されたバットマンのトリビュート作品『BATMAN BLACK AND WHITE』でも、有名漫画家がバットマンを描いています。同書では世界のトップアーティスト42人が描いた短編が収録されていますが、そこには『AKIRA』で知られる大友克洋氏も一編を寄せています。フルカラーが普通のアメコミには珍しく、全編白黒で描かれているのが特徴の作品ですが、現在は絶版で、幻の作品集となっています。

 まだまだ、“アメコミ”という文化が日本に浸透しているとは言えない状況ですが、最近では「週刊少年ジャンプ」で連載中の『僕のヒーローアカデミア』がアメコミの世界観を取り入れて成功しています。『BATMAN JUSTICE BUSTER』も、日本のマンガから“アメコミ”の一端に触れる機会となるでしょう。

【画像】日本人漫画家が描いてきた、歴史的な「バットマン」たち

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