ついに最終回! アマプラ配信『ザ・ボーイズ』シーズン2、振り返りたい3人の注目キャラ
Amazonオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン2がいよいよ完結します。配信開始の前情報でも注目を集めていた3人のキャラクターは、実際の劇中でも重要な役割を果たし、見る者を釘付けにしていました。
「ヒーロー」の正体は…社会問題を過激に描くドラマ

2020年9月4日からAmazonプライムビデオで配信されているオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン2が、10月9日(金)の第8話でいよいよ最終回を迎えます。ガース・エニスとダリック・ロバートソンのコミック『The Boys』を元にしたこのドラマは、2019年7月にシーズン1が配信されるや、瞬く間に人気が上昇しています。
スーパーヒーローの皮をかぶった外道集団「セブン」と、その闇に立ち向かう集団「ザ・ボーイズ」を中心としたストーリーは、2019年当時の「アベンジャーズ」人気で確立したヒーロー像とは真逆のものを描くことで話題になりました。現代の社会で起きている問題をふんだんに盛り込み、性別や人種などセンシティブな話題にも切り込んでいくドラマとして注目を集めているのです。
シーズン2では、アウトローな集団として指名手配を受けているザ・ボーイズがスーパーヒーローに捕らわれるも、必死に再集結を目指し、ヒーローたちの影にいるヴォート社と戦います。シーズン1よりも増した緊張感や過激さに、「エロやグロが増している」「でも面白い」など、SNSではさまざまな声があがっています。
今回で初登場している女性ヒーロー「ストームフロント」は、原作では男性キャラクターとして描かれていますが、この性別変更も意味がありました。セブンの絶対的支配者であるヒーロー「ホームランダー」に対し、「ホームランダーにとっての最大の悪夢」として「ストームフロント」を配置しているのです。
シーズン1では女性ヒーロー「クイーン・メイヴ」に絶対的な立場をとっていたホームランダーを全く恐れないばかりか、物語を通じてホームランダーの立ち位置を大きく揺さぶっていく重要キャラクターになっています。やがて明らかにされるその正体と本性も、現実の社会問題を考えさせる要素になっています。