「アニメ化」できてたのが衝撃 アマプラ版でも期待の『笑ゥせぇるすまん』のトラウマ回
欲で身を滅ぼす人間の愚かさを描いた『笑ゥせぇるすまん』が、2025年7月に新たにドラマ化されます。令和の時代にどこまでエグい展開のエピソードが再現されるのか、期待も高まっているようです。
ハッピーエンドはごくわずか!

藤子不二雄A先生による不朽の名作『笑ゥせぇるすまん』の実写版ドラマ全12話が、2025年7月18日(金)よりAmazon Prime Videoで独占配信されます。
新しいドラマ版では、演技力に定評のあるお笑いトリオ、ロバートの秋山竜次さんが主人公「喪黒福造」を演じること、オリジナルのエピソードに加え、原作を現代版に改変したエピソードが描かれることが明らかになっています。
本作は謎のセールスマンの喪黒が、悩める客の「ココロのスキマ」を埋めるためにさまざまなサービスや商品を提供したあと、約束を破ってしまった客を「ドーン!」の決めゼリフとともに不幸な目に遭わせるパターンがお約束です。そのなかでも、今回映像化が発表されている話、今後続編があるなら実写化されるかもしれない話含め、衝撃の「トラウマ回」に注目します。
※この記事ではAmazon Prime Video版で実写化されるエピソードのネタバレを含みます。
●「たのもしい顔」
今回のドラマ版第1話で描かれることが発表されているのが、「たのもしい顔」のエピソードです。この回はアニメ版でも第1話でしたがアニメのリマスター版が配信されてる公式YouTubeチャンネルでは、欠番となっている「トラウマ回」として知られています。1999年の伊東四朗さん主演のTVドラマ版では、最終話で描かれました。
大企業で働く管理職の「頼母雄介」は、家族や部下から頼られることに、内心辟易としていました。ある日、泥酔したところを喪黒に助けられた頼母は、「頼られる人生に疲れた」「自分が頼り甘えられる人がどこにもいない」と愚痴をこぼします。
その後も頼られ続ける状況に我慢の限界を迎えた頼母は、「あなたが安心して甘えられる人を紹介する」と喪黒から声をかけられました。
頼母は藤子A先生と親交があった俳優の芦田伸介さんをモデルとしており、夜の女性たちからも言い寄られるほどのイケメンです。そんな頼母は、喪黒に導かれて存分に甘えられる「観音様」に出会い、初めて安らかな表情を見せます。
数日後、喪黒の案内でやってきた頼母の妻子が目にしたのは、汚部屋で醜い中年女性にだらしなく甘える頼母の姿でした。頼りがいのあるたくましい頼母は幼児退行し、うつろな目で観音様に甘える衝撃的な光景が広がっていたのです。
ファンの間では、このエピソードがYouTubeで欠番となったのは、「頼母がすがりついているのが、胸も隠れていない全裸の中年女性」だったからだと考えられています。そして中年女性が神様を連想させるおかめのような顔だったアニメとは異なり、原作では肥満体型で不気味な顔になっていた点も「赤ちゃんになった頼母の描写がキツい」「小さい頃にうっかり読んでトラウマになった」と記憶に焼き付く原因となっているようです。
今回の実写版では名前が変わった「頼母子雄介(たのもし ゆうすけ)」を山本耕史さんが演じることが発表されており、どのような演技を見せてくれるのか、注目が集まります。
●「男運」
今回はまだ実写化されない「男運」は、1992年に放送されたアニメでは第111話で描かれました。「たのもしい顔」と同じくYouTubeで欠番となっているこの回は、男運に恵まれない女性「玉腰典江」が登場するエピソードです。喪黒から贈られた幸運のスカーフを身につけてから男性から次々とプロポーズをされて喜ぶ典江に、喪黒は「デート中は決してそのスカーフを外さないように」と忠告します。
しかし典江は資産家の男性とのデート中、プレゼントされたダイヤのネックレスを身につけるために、スカーフを外してしまいました。そして、帰宅途中に喪黒から忠告を守らなかったことを指摘され、「ドーン!」と突き飛ばされた典江は、ネックレスがエレベーターのドアにからまっていることに気付き……。
このエピソードは、クライマックスの描写の恐ろしさで多くの人にトラウマを植え付けました。苦しそうな典江の表情や声、紫に変化していく首元のアップには、忘れがたい恐ろしさがあります。

