胸がギュッとなる! アニメOP・ED曲5選 泣きたい時、強さがほしい時…
「胸がギュッとなる! アニメOP・ED曲」に焦点を絞って5つ紹介します。作品とからむことでその奥にある世界観や想いなどの背景も想像でき、歌詞の一つ一つが強烈に心に残ります。
泣きたいときにはこれ!繊細な声色で紡がれる、心が洗われるアニソン

元気をくれたり、励ましてくれたり、ときには泣かせてくれたりする「アニソン」。作品とからむことでその奥にある世界観や想いなどの背景も想像でき、歌詞の一つ一つが強烈に心に残ります。そしてふいにそんな歌詞に助けられた、なんて声もよく聞きます。そこでこの記事では、「胸がギュッとなる! アニメOP・ED曲」に焦点を絞って5つ紹介します!
●岡崎律子「For フルーツバスケット」(『フルーツバスケット』OP)
ひとつめは、2001年7月~12月に放送された初代『フルーツバスケット』のOP「For フルーツバスケット」。この「For フルーツバスケット」は、この曲の作詞・作曲・歌すべてを務めている岡崎律子さんの8枚目のシングルです。
儚くも優しく温かな歌声で歌われるこの曲は、まるでこの作品の主人公である本田透(ほんだ・とおる/CV:堀江由衣)の微笑みのよう。歌詞も「生まれ変わることはできないよ だけど変わってはいけるから」「たとえば苦しい今日だとしても 昨日の傷を残していても 信じたい 心ほどいてゆけると」など寄り添うようなものが多く、つらいときや頑張りたいときに聴くと前を向く力をもらえます。
●Lia「鳥の詩」(『AIR』OP)
ふたつめは、2005年1月~3月に放送された『AIR』のOP「鳥の詩」。原作ゲームの主題歌でもあるこの「鳥の詩」は、作詞を麻枝准さん(Key)が、 作曲を折戸伸治さんが、編曲を高瀬一矢さん(I’ve)が、歌をLiaさんが担当。麻枝准さんはゲームの企画、脚本も務めています。また、楽曲の完成度の高さからファンの間で“国歌”とまで言われている名曲中の名曲です。
伸びやかさと繊細さをあわせ持つ声色で歌われる歌詞は切なく、作中の「夏」という季節感、主人公・国崎往人(くにさき・ゆきと/CV:緑川光※ゲーム版、小野大輔※アニメ版)がメインヒロイン・神尾観鈴(かみお・みすず/CV:川上とも子)たちと過ごす夏休み、観鈴を縛る悲しい運命のすべてを感じさせてくれます。ぜひともアニメやゲームで物語を知って聴いてほしい一曲です。
●supercell「君の知らない物語」(『化物語』ED)
みっつめは、2009年7月~9月に放送された『化物語』のED「君の知らない物語」。講談社BOX(講談社)から刊行されている「物語」シリーズ(著:西尾維新)の第1弾が原作となっています。作詞・作曲・歌を担当しているsupercellは、初音ミクや様々なボーカリストをゲストボーカルという形で迎え活動しているクリエイター集団です。
澄んだ歌声で紡がれる物語性の高い歌詞は、まるでその光景が目に浮かぶような、スッと心に入ってくるようなキラキラとした魅力があります。また、特定のキャラクターは想定していないとしつつも、どこか本作のヒロインである戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはら・ひたぎ/CV:斎藤千和)や羽川翼(はねかわ・つばさ/CV:堀江由衣)を想起させるような部分も。じっと聴き入りたいのはもちろん、カラオケでも多くの人に歌われ続けている一曲です。