「上司にしたくない」マンガのキャラクター3選。自分の部署にいたら逃げるしかない?
マンガやアニメなどで個性が強すぎるキャラクターは、読者に強い印象を残します。ですが、もしそれが自分の勤める会社の上司だったら……? 「それだけは困る!」と言いたくなる、上司にしたくないキャラクターをご紹介します。
組織にとってはむしろ頼もしい存在に…?
組織をうまく運営する上で有能な上司が必要なのは、マンガやアニメの世界でも同じです。しかし、あまりにも強大な力や個性を持ち、さらに性格に難がありすぎるために、「絶対上司にしたくない」と思わせるキャラクターも存在します。今回は、「上司にしたくないマンガ作品キャラ」3人を紹介します。
●エキセントリックすぎる上司? 『BLEACH』の涅マユリ
『BLEACH』における死神の世界「瀞霊廷」を守る護廷十三隊の十二番隊隊長であり、技術開発局の局長もつとめる涅(くろつち)マユリは、人体実験を得意とするマッドサイエンティスト。性格は残忍で、倫理観よりも自らの研究や実験を優先する人物です。
日々怪しい実験を繰り返すマッドサイエンティストぶりに加え、普段は尊大な態度と理解しがたい言動で周りを困惑させることも多く、他の護廷十三隊隊員の多くは彼のことを快く思っていません。
ですが、瀞霊廷を襲う敵勢力との戦いでは、彼が開発した技術が味方のピンチを救うことも少なくなく、味方につければ頼もしい存在だが、「上司にすると大変な目に遭いそう」というイメージを抱かせます。
●自分の手は汚したくない…『ダイの大冒険』ザボエラ
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』で魔王軍の妖魔士団長として登場するザボエラは、自分以外を道具としか見ておらず、息子やハドラーでさえ改造してしまうマッドサイエンティスト。ザボエラの部下につくと、間違いなく影武者として、または道具として利用されてしまうでしょう。
基本的に自分から動くよりも、他の団長たちが動くときに合わせて策なり道具なりを与えて、自分の地位を向上させようとするスタンスです。
ザボエラのは魔王軍でも上位の魔力を持ち、魔法を使った戦いはかなり強い部類に入るのですが、自分が前線で戦うよりも策を弄するのが好きで、あくまで「自分の手は汚さない」姿勢のせいで、周りの尊敬を集められない上司のイメージを醸し出しています。
●言葉を間違えると即死…『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨
『鬼滅の刃』最大の敵として暗躍する鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)は、基本的に気まぐれで残酷。部下の言い分も聞かない無慈悲さで、反論しようものなら殺されます。無惨の気にいることを言わない限りは即死……こんな上司の下につこうものなら、いつ殺されるか分かりません。
彼の横暴さがよく分かるのは、ファンの間で「パワハラ会議」と言われている出来事。下弦の鬼たちに見切りをつけた無惨は、内心で口答えした鬼や逃げた鬼、謝っただけの鬼など、下弦の鬼4体を一方的に解体してしまいました。
ちなみに、無惨によって殺された十二鬼月の数は、炭治郎よりも多いのです。容赦なく部下を粛清する無惨のような上司がいたとしたら、一刻も早く転職に動き出さなければ生命がもたないでしょう。
今回紹介した3人に共通するのは、絶対に「生殺与奪の権」を握られたくないと思わせる性格や行動原理です。一方、涅マユリがそうであるように、敵対勢力にとってはかなり厄介な存在となります。組織にとっては強い味方になる存在でも、自分がその下につくのはなんとしても避けたい……と思わされますね。
(マグミクス編集部)
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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