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「2021春アニメ」期待値高めの3タイトル 70作品以上から迷ったら、まず!

冬アニメも続々と最終回を迎え、春アニメへの期待が高まるこの季節。そこで本記事では、今期放送される70作品以上の2021年春アニメのなかから期待値高めの3作品をピックアップしてご紹介します。

非日常の中の日常を描く春アニメ

 冬アニメも続々と最終回を迎えるこの時期。別れの時期でもありますが、同時に新たなアニメに出会える時期でもあります。しかし、2021年春アニメとして放送開始されるタイトル数はなんと70作品以上! なかなか全てをチェックするのは難しいのが現実ですよね。期待作のなかから3作品ピックアップして、詳しくご紹介します。

●『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』(2021年4月5日~放送)

『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』キービジュアル (C)しめさば・KADOKAWA/『ひげひろ』製作委員会
『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』キービジュアル (C)しめさば・KADOKAWA/『ひげひろ』製作委員会

 ひとつめは、サラリーマンと家出女子高生の出会い、生活を描いた『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』。小説投稿サイトの「カクヨム」にて連載され、スニーカー文庫として刊行されている同名のライトノベル(著者:しめさば、イラスト:ぶーた/KADOKAWA)が原作です。アニメは2021年4月5日(月)より放送予定です。

 本作品の主人公は、失恋したてのサラリーマン・吉田(CV:興津和幸)。吉田は失恋した日、日路上に座り込んでいる家出女子高生に出会います。酔っぱらっていた吉田は、女子高生の「おじさんの家に泊めてよ」という頼みを断り切れず、一晩家に泊めることに。ここから、ふたりの関係はスタートします。

 女子高生・沙優(さゆ/CV:市ノ瀬加那)ははじめ、家に泊めてもらうかわりに「ヤらせてあげる」「私が慰めてあげよっか」と吉田を誘惑。しかし吉田はそれを跳ねのけ、代わりに「味噌汁が飲みたい」「この家の家事全部 それがとりあえずおまえの仕事だ」と沙優に健全な生活をさせようとします。沙優はそんな吉田に驚きつつも、次第に心を許していきますが――。ふたりの生活の行方、そして沙優の抱えている問題など、気になることが盛りだくさんな作品です。

●『聖女の魔力は万能です』(2021年4月6日~放送)

『聖女の魔力は万能です』メインビジュアル (C) 2021 橘由華・珠梨やすゆき/KADOKAWA/「聖女の魔力は万能です」製作委員会
『聖女の魔力は万能です』メインビジュアル (C) 2021 橘由華・珠梨やすゆき/KADOKAWA/「聖女の魔力は万能です」製作委員会

 ふたつめは、異世界に聖女として召喚されたOLの生活を描く『聖女の魔力は万能です』。小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載されている同名の小説が原作で、カドカワBOOKSより単行本化(著:橘由華、イラスト:珠梨やすゆき/KADOKAWA)もされています。アニメは2021年4月6日(火)より放送予定です。

 本作品の主人公は、仕事中毒な20代OL・小鳥遊聖(たかなし・せい、通称:セイ/CV:石川由依)。ある日セイが残業を終えて家に帰ると、突然玄関に魔法陣が。そして見知らぬ世界へと召喚されてしまいます。この召喚は、異界の国・スランタニア王国が国を瘴気から守るため聖女を求めて行なったもの。しかし召喚された聖女はセイのほかにもうひとりいて――!?

 聖女として召喚されながら聖女に選ばれなかったセイは、放置されてしまいやることがありません。そこで気分転換にと散歩に出かけ、薬用植物の研究所で働く研究員・ジュード(CV:八代拓)との出会いがきっかけで研究員として働くことに。セイは研究所でポーションの精製について勉強し始めますが、彼女の作るポーションはなぜか効力が5割増し! このほかにも様々な奇跡のような力を発揮します。また、セイがハーブを使って作るおいしそうな料理も必見です!

顔のない一族と生き人形が暮らす、不思議な館の物語…

●『シャドーハウス』(2021年4月10日~放送)

『シャドーハウス』キービジュアル (C)ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会
『シャドーハウス』キービジュアル (C)ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会

 最後は、顔のない一族と顔役を務める生き人形たちの生活を描いた『シャドーハウス』。「週刊ヤングジャンプ」にて連載されている同名のマンガ(著:ソウマトウ/集英社)が原作です。アニメは2021年4月10日(土)より放送予定です。

 本作品の舞台となっているのは、断崖に佇む大きな館「シャドーハウス」。そこには、貴族の真似事をする顔のない一族「シャドー」たちが暮らしています。そしてシャドーたちの世話係をしているのは、顔の代わりとなる生き人形たち。生き人形たちは、毎日シャドーから出る大量の煤(すす)を払って掃除をし、黒くなった服を着替えさせ、懸命に働きます。

 そんな本作の主人公は、ケイト・シャドー(CV:鬼頭明里)という少女に仕えている生き人形・エミリコ(CV:篠原侑)。明るく天真爛漫な性格で、ケイトのことが大好きです。また、ケイトもエミリコのことをとても大切に思っています。しかし一方で、シャドーハウスやシャドーたちの存在、「お披露目」と呼ばれている儀式など、謎の尽きない、ある種の不気味さのようなものも漂っています。この館は、シャドーとは、お披露目とはいったい何なのか……どんどん引き込まれてしまうこと間違いなしです。

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 以上、期待の2021年春アニメを3作品ご紹介しました。まだまだ新型コロナウイルスの影響で行動が制限されるなか、「もしこんなことがあったら……」と想像できるアニメは私たちの強い味方になってくれるはず。覗いてみたい、気になる世界はどれですか?

(月乃雫)

【画像】まだある!気になる2021春アニメ(6枚)

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