『ヒロアカ』でチートすぎる個性5選。使い方によっては国をも滅ぼす…?
今春、TVアニメ第3期が始まり、原作マンガも終章に突入してますます盛り上がりを見せる『僕のヒーローアカデミア』。今後の展開が気になる今、これまで登場した「個性」のなかで、ヒーローでもヴィランでもチート級の強さをもつ個性を紹介します。
使い方次第では、最高のヒーローにもヴィラン(悪役)にも…
今春、アニメ第3期が始まり、ますます人気が高まっているマンガ『僕のヒーローアカデミア』は、総人口の8割が何かしらの超常能力・”個性”を持つようになった世界を舞台に、個性を悪用する敵「ヴィラン」と戦うヒーローに憧れを抱く“無個性”の少年・緑谷出久(みどりや・いずく)が、最高のヒーローになるまでを描きます。「週刊少年ジャンプ」での連載もついに終章に突入するなど、盛り上がりもピークを迎えています。
同作で多くの読者をワクワクさせる設定といえば、やはり“個性”でしょう。作中では多くのヒーローやヴィランの個性が描かれていますが、そのなかには「強すぎじゃね!?」と言いたくなるようなものも存在します。今回は、作中の超人社会のなかでも特にチート級の“個性”を5つ紹介します。
●個性「創造」八百万百
八百万百(やおよろず・もも)は、主人公・緑谷出久と同じ雄英高校ヒーロー科A組の生徒で、推薦枠で入学するほどの優等生です。そんな八百万百が持つのは、生物以外なら何でも創り出すことができる「創造」という個性。攻撃だけでなく防御や敵の捜索もこなせる能力で、作中では大砲や絶縁シート、マトリョーシカなどあらゆるものを作り出しています。
ただし強すぎる個性のためか、物体の創造にはその分子構造まで理解している……という条件もつけられており、いつも、コスチュームの裏には分厚い辞典を備えています。頭脳明晰な八百万だからこそ、使いこなせる個性だと言えるでしょう。
●個性「予知」サー・ナイトアイ
作中に登場するプロヒーローのひとり、サー・ナイトアイは、もともとはNo.1ヒーロー・オールマイトのサイドキックも務めていたほどの実力者です。彼の持つ個性は「予知」で、1時間の間その人物の取りうる行動を先に見ることができるます。
対象人物の一部に触れ、目線を合わせることで能力を発動でき、作中ではヴィランに使用して相手の動きや考えを見透かし、敵を圧倒しました。ただし、一度発動すれば再使用するのに24時間のインターバルが必要、という条件があります。また、未来を見続けたことで個性を使わずに敵の動きを読むという能力も身につけています。
サー・ナイトアイは死穢八斎會との戦いで惜しくも命を落としてしまいましたが、ネットではチートすぎる個性のため、意図的に退場させられたのではないか……という声もあがるほどでした。
●個性「2倍」トゥワイス
主人公・緑谷出久たちと敵対するヴィラン連合の幹部メンバーのひとり、トゥワイスの持つ個性は、あるゆるものをひとつからふたつに増やす能力、「2倍」です。作中序盤ではギャグ要員として描かれていたトゥワイスですが、個性を披露してからは人が変わったようにヒーローたちを翻弄しました。その時に出した技「無限増殖」は、2倍に増えた分身体がさらに2倍となり、文字通り無限に増え続けるというもの。使い方によっては、国も落とせると言われるほどのチート個性のひとつです。
●個性「オーバーホール」治崎廻
ヒーロー事務所インターン編で登場したボスキャラクターで、死穢八斎會の若頭「治崎廻」は、デクとの死闘を繰り広げたのち敗れてしまいましたが、彼の持つ個性もチート級です。
その個性とは、手で触れた対象物を一度分解し、瞬時に修復することができる「オーバーホール」。人の身体くらいの物体なら一瞬で分解して相手を瞬殺してしまうという、まさにヴィランらしい能力です。怪我・疲労・治癒も瞬時に回復可能で、相手と融合することで相手が持つ個性を使用することもできるため、総人口の8割が個性持ちの超人社会では非常に凶悪な個性といえます。
●個性「ワン・フォー・オール」緑谷出久
同作品の主人公である緑谷出久の持つ個性は、小さい頃からの憧れであったオールマイトから受け継いだ「ワン・フォー・オール」です。この個性は「力をストックし、別の人間に譲渡する」と「超パワー」が合わさった能力。超パワーは、拳のひと振りで天候を変えたり、ジャンプだけで高層ビルを飛び越えたりする、比較的シンプルな個性ですが、無個性だったオールマイトがNo.1ヒーローになったように、出久もこの個性を使いこなせれば最強のヒーローになる可能性を持っています。
さらに、原作マンガでは「力をストックし、別の人間に譲渡する」という能力が徐々に明かされています。「ワン・フォー・オール」は主人公・デクに渡るまでに8人に継承されてきました。そのため、デクは初代である死柄木与一と無個性だったオールマイトを除く6人が持っていた個性を使うことができます。まだ作中では全ての能力は明かされていませんが、現段階でも十分にチート級の個性と言えるでしょう。
(井上椋太)