「大ベルセルク展」開催中。ファン必見、故・三浦先生を偲ぶ「画業32年」の軌跡
「それは巨大な……恐怖そのものだった」

1年後、ミッドランドを追われた鷹の団とガッツが合流。グリフィスの救出作戦を開始します。極限状況のなか、心の距離が近づいていくガッツとキャスカ。やがてふたりは結ばれますが、死闘の末に救出したグリフィスは拷問を受け廃人同然となっており、黄金時代は完全に終わりを告げてしまうのです。
そして迎えた「蝕(しょく)」により、グリフィスのゴッドハンドへの転生へのいけにえとして、生き残った鷹の団の団員は貪り食われ、無残な最期を迎えます。キャスカは犯され、ガッツは右目と左手を失いますが、髑髏の騎士の介入によりかろうじて一命をとりとめ、復讐の旅が始まるのです。
なお、当イベントでは「蝕」を模したジオラマが設営されています。苦悶のうちに死に至った人びとの顔、そしてゴッドハンドたちが集う禍々しさに満ちた空間を、心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。
ここからは「黒い剣士」と化したガッツと使徒たちの死闘が描かれます。伯爵との凄惨な戦い、グリフィスとの再会、エルフもどきを従えるロシーヌ、ファルネーゼたちとの邂逅など、さまざまな出来事を回想しながら進んでいくと、不意にあるものが現れます。
そう、1/1サイズ・不死のゾッドです。その姿は巨大で、恐怖そのもの。本当にこの大きさの角に、牙に、爪に、腕に人は対抗できるのか? いや、無理だろうと思わせるだけの威圧感を誇るこの像は、クラウドファウンディングによって集められた資金により作られたもの。これをひとたび目の当たりにすれば、ガッツですら恐怖のあまり歯をガチガチと鳴らしたことに納得がいくでしょう。
ここまで来れば終わりも近づいてきます。展示会の最後を飾るのは、三浦先生の画業を振り返るコーナーです。ここには三浦先生が有志とともに進めていたある企画に関する品々が展示されているだけでなく、とても大事な人の、大事な姿、大事な言葉が待ってくれています。
それが何なのかは、ぜひあなた自身で確かめてください。
(早川清一朗)
(C)三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社
●「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業 32 年の軌跡~」
日程:2021年9月10日(金)~9月23日(木・祝)
会場:池袋サンシャインシティ 展示ホール A
入場料:(当日)一般2000円/音声ガイド700円






