『鬼滅の刃』堕姫役・沢城みゆきの過去作3選　セクシー＆悪女はお手のもの！

堕姫役は沢城みゆきさんに決定！　過去作からも高まる期待

　2021年12月5日（日）より放送される、『鬼滅の刃 遊郭編』の堕姫（だき）役を沢城みゆきさんが演じることが発表されました。「上弦の陸（じょうげんのろく）」である堕姫は、美しさに執着する性悪な鬼で、花魁として人間界で暮らしています。そんな堕姫を、沢城さんはどう演じてくれるのでしょうか。セクシーな役や悪女役も演じてきた沢城さんだけに、視聴者の期待も高まります。この記事では、そんな沢城さんの過去作品を3つご紹介します。SNSでも「堕姫ちゃん沢城みゆきは神すぎる」「納得しかない」と評判です。

●「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ　唐之杜志恩役

「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズは、「攻殻機動隊」シリーズや「進撃の巨人」シリーズを手掛けたアニメ制作会社「Production I.G」によるオリジナルアニメです。脚本は『Fate/Zero』や『魔法少女まどか☆マギカ』を手掛けた虚淵玄氏が担当。現在第3期まで制作されており、映画化もたびたび行われた人気作品です。沢城さんは、ヒロインの務める公安局で分析官として働く、おしゃべりでスタイル抜群の美女・唐之杜志恩（からのもり・しおん）を演じています。

【第1期のあらすじ】
　舞台は西暦2112年の日本。心理状態や人格が数値化できるようになったこの時代では、その数値化機能を「シビュラシステム」、数値の値を「PSYCHO-PASS（サイコパス）」と呼び、シビュラシステムにデータ管理された生活を送っていました。人々はその値に基づいて職業を決め、悩みのない生活を送っていたのです。常守朱（つねもり・あかね／CV：花澤香菜）はさまざまな職業に適性があったものの、「自分にしかできない生き方」を求めて公安局に就職。刑事課一係に配属された朱は、犯罪に関する数値「犯罪計数」を手掛かりに、日々凄惨な事件に立ち向かうことに。配属初日、現場にかり出された朱は被害者の女性を助けますが、恐怖と混乱で女性の犯罪計数は上がっていて――？

「情報分析の女神様」と呼び名がつくほど、頭の切れる志恩。朱たち監視官や執行官の捜査活動を、さまざまなデータを分析して支えています。勤務中にくわえタバコやネイルの手入れをしており、気だるげな雰囲気の志恩ですが、思い詰める朱を慰めるなど仲間思いの一面も。ひょうひょうとしながらも冷静にデータ分析を行う志恩を、沢城さんは時にセクシーに、時にフランクに演じています。気に入らない者は容赦なく攻撃する一方で、妹らしいわがままさを見せる堕姫との、声の違いに注目です。この作品の第1期は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」などで見ることができます。

●「ダンガンロンパ」シリーズ　腐川冬子役

「ダンガンロンパ」シリーズはゲーム『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』を原作としたアニメで、舞台化・小説化もされている人気作品です。「超高校級の才能」を持つ「希望ヶ峰学園」の生徒である主人公たちは、学園内に閉じ込められ「ここで一生暮らすか他の生徒を殺すか」と究極の2択を迫られます。沢城さんは、二重人格である超高校級の“文学少女”・腐川冬子（ふかわ・とうこ）を演じました。

【第1期のあらすじ】
　卒業するだけで人生の成功が約束されるという名門校・私立希望ヶ峰学園。そこに入学した苗木誠（なえぎ・まこと／CV：緒方恵美）は、入学初日、学園に入ったとたん意識を失ってしまいます。目を覚ますと、同じく14名の生徒たちが体育館に集まっていました。誠たち15名は、なんと封鎖された学園内に閉じ込められていたのです。ざわつく生徒たちの前に現れた学園長・モノクマ（CV：大山のぶ代）は「学園から卒業したければ、仲間を殺さなければなりません」と言い出して――？

　恋愛小説のベストセラーを次々と手掛ける冬子。しかし人づきあいは苦手で、根暗かつネガティブな性格をしています。いつもおびえるように話す冬子ですが、実は二重人格であるため、くしゃみか気絶をすると性格が一変。殺人鬼「ジェノサイダー翔」と人格が入れ替わり、やや巻き舌のハイテンションでセリフをまくし立てます。沢城さんは冬子の二重人格ぶりを、別人かと思うほど見事に演じ切っています。ジェノサイダー翔で培われた悪役ぶりは、堕姫にどう活かされるのでしょうか。この作品の第1期は、「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「U-NEXT」などで見ることができます。

●「ルパン三世」シリーズ　峰不二子役（3代目）

「ルパン三世」シリーズは、同名マンガ（作：モンキー・パンチ／双葉社）を原作としたアニメです。2021年10月10日（日）放送開始予定の『ルパン三世 PART6』（第6シリーズ）を含め、全6期と数々のテレビスペシャル版、映画版が制作されています。沢城さんは2011年の『ルパン三世 血の刻印 ～永遠のMermaid～』から、セクシーで紅一点の女海賊・峰不二子（みね・ふじこ）の3代目を演じています。

【『ルパン三世 血の刻印 ～永遠のMermaid～』のあらすじ】
　舞台は現代日本。裏社会を牛耳る女・藤堂（とうどう／CV：野沢雅子）は、幻の宝玉「人魚の鱗」を手に入れようとしていました。不二子を人質に、藤堂はルパン三世（CV：栗田貫一）に「闇のオークション会場から人魚の鱗を盗み出せ」と要求。ルパンは次元大介（じげん・だいすけ／CV：小林清志）、石川五エ門（いしかわ・ごえもん／CV：浪川大輔）とともに、人魚の鱗を盗み出します。しかし、依頼主の藤堂は何者かに殺されてしまいます。人魚の鱗を盗み出したルパンたちは、不老不死を得たという八百比丘尼（やおびくに）の伝説をめぐり、さまざまな思惑に巻き込まれてーー？

グラマラスな体型を武器に、敵味方関係なく翻弄し、ルパンを魅了し続ける不二子。日本の作品のなかでも「セクシーな悪女役」と名高いこの役を、沢城さんは色気たっぷりに演じています。色仕掛けでルパンに迫ったかと思えば、大きなバイクでさっそうと現れるなど、強くしたたかな魅力のある不二子。美しさに固執する堕姫とどう演じ分けてくれるのか、『ルパン三世 PART6』の放送開始とともに注目です。『ルパン三世 血の刻印 ～永遠のMermaid～』は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。　

＊　＊　＊

　その演技の幅の広さや演技力の高さに定評のある沢城さん。YouTubeの「アニプレックス YouTube チャンネル」では、プロモーションリールにて堕姫の名ゼリフ「強い鬼は何をしてもいいのよ……！！」を聴くことができます。堕姫の傲慢さがにじみ出る力強い声に、期待を新たにした方もいるのでは。12月からの「遊郭編」が待てない方は、ぜひ沢城さんの過去作品もご覧ください。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

（新美友那）