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主人公と同じ能力、バトルマンガの「反転キャラ」3人 読者の人気も高い!

主人公vs主人公と同じ能力を持つ敵……そんな展開に心踊りませんか? ルフィとベラミー、ガッシュとゼオン……勝負のワクワクを倍増させてくれるキャラに注目してみます。

「強者」から「かませ犬」まで存在

ベラミーが初登場 著:尾田栄一郎『ONE PIECE』第24巻(集英社)
ベラミーが初登場 著:尾田栄一郎『ONE PIECE』第24巻(集英社)

 バトルマンガにおいて、読者の期待が高まる展開のひとつに主人公と同じ能力を持ったキャラクターの登場があります。姿形は主人公そっくり(あるいは違うが)で、能力も主人公とまるで同じ……いわば「反転」させたようなキャラクターたちは、謎の設定も多くストーリーに深く関わっていることが多々あります。読者人気も高い「主人公の反転キャラクター」をピックアップしてみます。

●ゼオン『金色のガッシュ!!』

「週刊少年サンデー」で2001年~2008年まで連載された『金色のガッシュ!!』は、魔界の王を決めるため、100名の魔物の子供たちが人間とコンビを組み、最後の1組になるまで戦うというストーリーです。主人公のガッシュ・ベルは金髪の少年で、天才的な頭脳をもつ高嶺清麿(たかみね・きよまろ)と共に戦いに参戦。ガッシュは口から電撃を放つ技を使用します。そんなガッシュと対になるのが、6巻で初登場するゼオンです。ガッシュそっくりの容姿ですが、紫の瞳と白銀の髪が特徴です。ガッシュの双子の兄であり、同じく電撃の技を使用しますが、口ではなく右の手のひらから放つ点が異なります。

 ガッシュとは宿敵として描かれています。幼少期は別々の場所で育ちながらも、ゼオンは弟の存在に気付いていました。落ちこぼれ扱いされながらも、父の最強の術である「バオウ」を受け継いでいることを知り、厳しい鍛錬の日々を送ってきた自分との比較でガッシュを酷く憎むようになっていました。ガッシュとの激闘を繰り広げ、最後は和解を果たし去っていきました。

●白一護『BLEACH』

「週刊少年ジャンプ」の人気マンガ『BLEACH』は、普通の高校生だった主人公・黒崎一護が死神となり悪霊である虚(ホロウ)と戦うストーリー。13巻で登場したのが容姿は一護と全く一緒、衣装や髪の色が白黒反転した「白一護」です。「内なる虚(ホロウ)」と呼ばれ、初登場時は精神世界で一護の訓練担当として登場しました。姿形は一護そっくりでも性格は荒っぽく好戦的であり、体や力を乗っ取ろうとする厄介な存在として描かれていました。『BLEACH』読者にもやや難解な設定ですが、ストーリー後半では白一護は母親から受け継がれた虚(ホロウ)の力であったことが明かされます。

●ベラミー『ONE PIECE』

 ゴムゴムの実を食べたことでゴム人間としての能力を得た主人公・ルフィですが、作中には同じような能力を持ったキャラクターが登場します。24巻で初登場するベラミーは、元ベラミー海賊団船長で、超人(パラミシア)系「バネバネの実」により体のさまざまなパーツをバネに変えることのできる「バネ人間」です。バネの反発力を利用して、驚異的なスピードと瞬発力を発揮できる能力を持っています。

 ベラミーの性格もルフィとは正反対です。夢を追うルフィとは対照的に、ベラミーは海賊でありながら夢やロマンを否定する現実主義者として描かれるキャラクターで、ベラミーが奪い取った金塊を巡ってルフィと戦うことになります。ルフィを「臆病者」「パンチの打ち方を知ってんのか!!?」とさんざん挑発した上で攻撃を仕掛けますが、ルフィのパンチ一発で撃沈。顔にはルフィの拳の跡が残り、あっけなく敗北したことで「かませ犬」扱いされてしまったキャラクターでもありました。

「反転キャラ」の登場は、主人公の掘り下げと成長に大きな貢献を果たしてくれるのかもしれません。

(椎名治仁)

【画像】主人公にそっくりのキャラを表紙で比較(5枚)

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