マグミクス | manga * anime * game

完全に毒親?「ガンダムシリーズ」のヤバい父親3選。不倫、裏切り、娘を宇宙へ…

主要キャラで性格にちょっとクセのある人が多いガンダムシリーズ。それは、彼らの親が、ひとクセもふたクセもある人物だからだかも知れません。そんな親の所業を見ながら成長していくキャラを追うのも「ガンダム」シリーズの醍醐味。そこで今回は、ガンダムキャラの「残念パパ」を紹介します。

実の娘を真空に放り出すパパ

劇場アニメ『F91』にはカロッゾの素顔らしきシーンが1カットだけあり、笑顔でとても優しそうな印象。画像は『機動戦士ガンダム F91』 DVD(バンダイビジュアル)
劇場アニメ『F91』にはカロッゾの素顔らしきシーンが1カットだけあり、笑顔でとても優しそうな印象。画像は『機動戦士ガンダム F91』 DVD(バンダイビジュアル)

『機動戦士ガンダム』シリーズの主要キャラは、クセのある人物が多いです。その原因は、彼らの親もクセが強い、もしくは「残念な親」だからではないでしょうか。そこで今回は、特に心配になっちゃうほどの奇天烈なパパたちを紹介したいと思います。

●ベラ・ロナのパパ「カロッゾ・ロナ」

 劇場版『機動戦士ガンダムF91』の「ベラ・ロナ(セシリー・フェアチャイルド)」は正義感と思いやりが強い女性ですが、貴族の血が流れているせいか、どことなくプライドが高い人物です。

 ベラの実父はクロスボーン・バンガードの総司令官の「カロッゾ・ロナ」。またの名を「鉄仮面」とも呼ばれています。人類の大半を減らすためのラフレシアプロジェクトを独自に実施し、その一環で生まれたガンダム史上でもトップクラスの胸糞兵器「バグ」でジェノサイドを敢行しました。

 最後はモビルアーマー「ラフレシア」に乗り込み、主人公のシーブック・アノーやベラと戦闘し、大破したビギナ・ギナのコックピットを生身の腕力でこじ開けて、ベラを引っ張り出します。そしてわが娘を宇宙空間に放り投げるという、「可愛い子には旅をさせよ」にもほどがある凶行を見せました。

●クェス・パラヤのパパ「アデナウアー・パラヤ」

 劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したニュータイプの少女「クェス・パラヤ」。彼女はわがままで感受性が強く、「ハサウェイ・ノア」や「ギュネイ・ガス」のような少年からの好意には目もくれず、かなり年上のアムロ・レイに興味を示し、シャア・アズナブルに対しては好意を隠すことなく近づきました。

 そんなクェスの父は、地球連邦軍政府参謀次官の「アデナウアー・パラヤ」です。クェスの実母とは離婚し、愛人と結婚。クェスはその継母と折り合いが悪く、アデナウアーとクェスが宇宙に出発する際、継母は同行を拒否するほど険悪な仲でした。父であるアデナウアーのことも軽蔑しているようです。シャトルで宇宙に出た時、地球に落下する5th(フィフス)ルナと隕石の接近で機体が揺れ、アデナウアーは恐怖で頭を抱えます。これを見たクェスは父親に向かってつばを吐きかけました。

 そのアデナウアーら連邦政府高官は、サイド1のロンデニオンで極秘裏にシャアらネオ・ジオンと会談。和平交渉を行い、直前に地球へ5thルナが落とされたにもかかわらず、アクシズを売り渡すという愚策を犯しました。

 このように、アデナウアーは仕事、夫、父親のいずれの面でも残念な人物でした。

【画像】「ヤバい父親」たちが登場するガンダム作品。子供たちへの影響は深刻で…(4枚)

画像ギャラリー

1 2