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声優・森川智之の魅力とは? 「日本中の女の子をお世話する」

その実力を誰もが認める声優の森川智之さん。仕事を選ばないと言われ、善悪さまざまなタイプの二枚目から三枚目までどんなキャラでも演じます。そして、その偉業の数々から、多くのあだ名をつけられていました。

世界的俳優トム・クルーズも認めた実力の持ち主

放送中の『鬼滅の刃 遊郭編』にも産屋敷耀哉役で出演 著:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第16巻(集英社)
放送中の『鬼滅の刃 遊郭編』にも産屋敷耀哉役で出演 著:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第16巻(集英社)

 1月26日は声優の森川智之(もりかわ・としゆき)さんのお誕生日です。一部のファンから「帝王」や「社長」というあだ名で呼ばれることもある森川さんの魅力について振り返ってみましょう。

 子供の頃、虚弱体質だった森川さんでしたが、やがて体を鍛えることにハマり、将来は体育教師になることを夢見るほどの身体を手に入れたそうです。しかし、高校時代に首の骨を折って後遺症が残ってしまい、夢を断念せざる得なくなりました。それでも運動にかかわる仕事をしたいと思っていた森川さんは、友人から「声が大きくておしゃべり」という長所を指摘され、実況アナウンサーを夢見るようになります。

 しかし、いざパンフレットを見てみるとアナウンサー科より声優科の方に魅力を感じ、声優学校に入りました。この時の同期が高木渉さん、三石琴乃さん、横山智佐さん、根谷美智子さんほか、そうそうたるメンバーだったそうです。

 卒業後、アニメ作品で最初に名前のある役をもらったのが『ダッシュ!四駆郎』(1989年)で、チームUの加藤隼というキャラでした。ちなみにチームメイトの神崎操は、三木眞一郎さんのデビュー作です。

 初のレギュラー入りをした作品が『RPG伝説ヘポイ』(1990年)。この作品で森川さんはセミレギュラーであるガンガンジーのほか、勇者へポリス、ダークキャッスル、ゴーストキャッスル、ヒョウザンキャッスル、バンザイン、バトルキャッスルといったキャラにも声を当て、この頃からどんなキャラでも演じる器用さを見せています。

 そして、初めての主演作品となったのが『宇宙の騎士テッカマンブレード』(1992年)。主人公のDボゥイ/テッカマンブレードこと相羽タカヤを演じました。この作品で森川さんの名前を知った人も多いことでしょう。筆者もこの作品で森川さんの名前と声をおぼえました。

 業界屈指の声帯と腹筋の強さを持つと言われている森川さんは、この『ブレード』で必殺技「ボルテッカ」の名前を叫んでマイクを2本も壊したと言われています。声の波長でマイクを壊す人はいるようですが、純粋な音圧で壊す人はめったにおらず、ファンから「マイククラッシャー」ともあだ名されていました。

 その後の森川さんは、知る人も多い有名なキャラを次々と演じています。『幽☆遊☆白書』(1992~1995年)の死々若丸、『SLAM DUNK』(1993~1996年)の水戸洋平、清田信長など、『GS美神(ゴーストスイーパーみかみ)』(1993年)のピエトロ・ド・ブラドー(ピート)、『蒼き伝説シュート!』(1993年)の神谷篤司、『とっても!ラッキーマン』(1994年)の勝利マン、『ヤマトタケル』(1994年)のミカヅチ、『勇者警察ジェイデッカー』(1994年)の騎士刑事デューク/デュークファイヤーなど、この数年で筆者の見ていた番組の主要キャラを何人も演じていました。

 もちろん、その活躍はアニメに限らず、洋画の吹き替えでも実力を発揮しています。しかも、その活躍を認めるのはファンだけではありません。トム・クルーズの声と言えば森川さんが定番ですが、トム本人から「(森川さんの吹き替えは)世界で一番美しい」と絶賛されていました。このほかにもユアン・マクレガー、キアヌ・リーブスなどの吹き替えでも有名です。

【画像】声優・森川智之が演じたキャラをもっと見る(6枚)

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