かわいい「ザコキャラ」グランプリ! 倒さず持って帰りたい1位は?
アクションゲームのマスコットといえば「ザコキャラ」です。そんなザコの愛しさを讃えるグランプリを勝手に開催しました。
倒すのが申し訳ないほどかわいい…アクションゲームのザコキャラ列伝

ゲームに登場するザコキャラは、かわいい。これが日本のテレビゲームの特徴と言えるかもしれません。なかにはゲームの主役を食ってしまう勢いで人気を集めてしまっているザコキャラもいるようです。でも、しょうがありません。
「だって、かわいいんだもの」
ということで、この記事では誠に勝手ながら「かわいいザコキャラGP」(アクションゲーム部門)を開催。日本で愛されている「ザコキャラ」を続々と紹介していきたいと思います。
●「星のカービィ」の…ワドルディ!
いきなり大本命の登場です。「星のカービィ」のザコキャラといえばこのワドルディです。つぶらで大きな瞳でまん丸の体。そして徹底した無表情ぶりがかわいくてしょうがありません。実際、グッズもたくさん作られていますし2017年に開催の「ボクたちだってもっとグッズになりたい! 敵キャラグランプリ」では2位マホロアに圧倒的な差をつけて1位を獲得しました。あのぷくりとしたほっぺは確かにつつきたくなりますね。連れて帰りたいです。
●「スーパーマリオ」シリーズからはクリボーか?
さてマリオの敵キャラとなると意見が分かれるところではありますが、さまざまな媒体で開催されたマリオの人気キャラランキングで軒並み上位にランクインしているのが「クリボー」です。私たちがマリオをプレイして真っ先に出会う彼のデザインは確かに秀逸。むっすりとした口元からはかわいい牙がぴょこん。意外とたくましい眉毛がなんともユーモラスです。「マリオ」シリーズでいえば、お化けのテレサもまた振り向くと、小さいお手てで必死に顔を隠す仕草もまたかわいいですし、ノコノコもシリーズが進むにつれ表情豊かになり、いじらしいのです。迷うところではありますが、今回は「クリボー」としましょう。
●『ヨッシーアイランド』のプチプチくん
知名度の点において若干不利かもしれませんが「かわいさ」だけでいえば優勝候補といっても過言ではないザコが1995年発売『ヨッシーアイランド』に登場する「プチプチくん」です。桃色のまん丸ボディに小さなお目めがふたつ。そして笑みをたたえた大きな口。手はなく、小さい足が生えています。プニプニした質感がたまりませんが、踏むと「プチ」っと潰れてしまうフラジャイルさも加点ポイントでしょうか。なかなか商品化に恵まれませんが、忘れてはならない至宝。ベッド周りにいて欲しい、そんなザコなのです。
●「ロックマン」シリーズから「メットール」
さてかわいいザコキャラは任天堂の専売特許ではありません。カプコンの「ロックマン」シリーズより「メットール」がエントリー。これまでのザコと比べると若干、厄介な存在ではありますが、ビジュアルのかわいさでは負けてはいません。すっぽり隠れられる大きなヘルメットの下には、黒いボディにつぶらな瞳と小さな足がのぞきます。(初登場時では足なし)。その後、シリーズごとにさまざまなバリエーションで登場。「ロックマン」シリーズの象徴的なマスコットとしての地位を確立していきました。おちょぼ口があるバージョンとないバージョン、どちらが好きかは意見が分かれるところです。メットのなかで寝ているところをコンコンとノックして起こしたくなります。
●「スーパードンキーコング」シリーズは…迷うが「ノーティ」か?
「スーパードンキーコング」シリーズは初代だけでもスーパーファミコンのソフト出荷数で歴代4位を誇るメガヒットシリーズです。さて、同シリーズにおけるかわいいザコキャラといえば……ちょっと迷うところです。美麗なグラフィックで描かれた敵キャラはどれもユーモラスな姿をしており、非常に魅力的なのですが、「かわいい」という物差しでみると、やはりビーバー型の「ノーティ」でしょうか。踏んだ時の「キャン」というかわいいい声が時に罪悪感を植えつけてきます。ただし、巨大化すると、怖いです。
以上、ここまでアクションゲームに登場するかわいザコキャラたちを文字数が許す限り愛で回してきましたが、実のところまだまだ選出したいザコはたくさん。一応、この記事においては知名度、実績を鑑みてワドルディに軍配をあげることにします。さて、みなさんの推しザコは何でしょうか?
(片野)