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最後まで美しく散った敵キャラ4選 直立の誇り高き死、「男の世界」を貫いた者も

「公正な闘い」を貫いた刺客

●『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』志々雄真実

 前述のラオウと並んで、「悪役の最期」で語り草なのが『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の「京都編」のラスボス・志々雄真実です。幕末に人斬りとして暗躍した剣心の「後輩」であり、維新志士たちに不意打ちで生きたまま焼かれながらもその強さと極悪人ぶりは衰えず、配下の「十本刀」たちとともに明治政府に反旗を翻します。

 殺人に特化したギザギザの「無限刃」を使い、これまでに殺した相手の脂で刀に火をつけるなど、剣士として規格外の技も駆使。最終決戦では、剣心、左之助、斎藤、蒼紫の4人を相手取ってなお、彼らを圧倒します。

 しかし志々雄は、全身火傷で発汗組織が潰れており、全力で動き続けると体温が異常な高温になるのが唯一の弱点。彼は剣心の奥義「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)」を食らっても倒れず、最後まで剣を向けてきましたが、本来の制限である15分をとっくに超えて戦っていたため、最終的に体が限界を迎えて一気に燃え上がります。そして、志々雄は地獄の業火に焼かれながらも高笑いし、あっという間に燃え尽きました。

 剣心も志々雄に「勝った」とは思っておらず、最後まで悪のカリスマのまま「勝ち逃げ」したラスボスとして有名です。死の間際に描かれた、駒形由美との特殊な「愛」も印象的でした。

●『ジョジョの奇妙な冒険 第7部』リンゴォ・ロードアゲイン

 数々の魅力的な悪役が登場する『ジョジョの奇妙な冒険』のなかで、今回はジャイロと7部屈指の名勝負を繰り広げたリンゴォ・ロードアゲインを紹介します。

「スティール・ボール・ラン・レース」のルート内にある果樹園に人を迷い込ませては、「決闘」を繰り返していたリンゴォ。黒幕・ヴァレンタイン大統領の刺客ではありますが、自分のスタンドの能力もすべて事前に説明し、「公正な闘い」を望む誇り高き人物です。彼は、大統領のためという以上に、「自信を高める」ために闘うのです。

 リンゴォのスタンド「マンダム」は、腕時計の秒針を戻すことで発動し、時間を「きっかり6秒」巻き戻すというもの。「マンダム」で時間が巻き戻ると、近くの人間も直前に起きたことの記憶が維持されます。その他の時間操作系スタンドが、相手よりひたすら優位に立つ目的の能力だったのに対し、これはリンゴォが信念とする「公正な決闘」を繰り返すためのものと言えるでしょう。

 そして、ジャイロの鉄球と戦ったリンゴォは敗れたのちも、彼が信じる「真の勝利への道」に必要な「男の価値」を説き、最後に「ようこそ……『男の世界』へ……」の名言を残して旅立ちます。1エピソード限りの敵役としては珍しく、幼少時の回想シーンまで描かれるなど、特別な印象を残す男でした。

(マグミクス編集部)

【画像】最後までかっこよすぎた悪役たちを振り返る

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