【漫画】人に指先を見せられない! 深爪で悩む作者が2年続けた「育爪」の成果がすごい
深爪がコンプレックスだった、つづ井さん。爪の形は手をかければ変わることを知り、2年ほど前から「爪を育てている」そうです。つづ井さんが取り組んだこととは? そしてその成果は? 育爪について描かれたエッセイマンガがTwitterで反響を呼んでいます。
爪は手をかけたら変わる? 「育爪」を始めた結果

深爪がコンプレックスだった、つづ井さん(@wacchoichoi)。爪の形はちゃんと手をかければ変わることを知り、2年ほど前から「爪を育てている」そうです。爪のピンクの部分を伸ばし、自信を持って人に指先を見せられるようにすることを目標として、つづ井さんが取り組んだこととは? そしてその成果は?
つづ井さんは日常の出来事をマンガに描き、『日々日記』としてTwitterで公開中。「不思議なくらい生きるのが楽しい」というつづ井さんのエッセイマンガは、アラサー女性の本音や元気に楽しく生きる様子が描かれており、ほっこりした笑いに多くの読者が元気づけられています。
今回の「育爪」に関するエピソードには、読者から「ピンクのところって伸びるんだ」「このマンガを読んで、ペン型のやすりを買った」「とりあえず爪周りの保湿をしよう」などの声があがり、Twitter投稿には1万いいねを超える反響がありました。
作者のつづ井さんに、お話を聞きました。
ーーつづ井さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
小さい頃から文章を書くことがあまり得意ではなくて、学校で日記の宿題が出た際などにページの端に挿絵のように絵を描いていました。その延長で絵日記を描くようになり、それが現在でも続いています。
ーー爪は手をかけると大きく変化することに驚きました。今回、爪のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。
これまでは日常に起こった出来事のなかで、特に印象的だったり驚かされたりしたことや、ひときわ楽しかったことなどを絵日記にしていたのですが、2021年くらいから「日常のどんなにささいなことでもどんどん絵日記にしてみよう」という小さな挑戦を始めました。この育爪の絵日記もそのひとつで、フォローしてくださっている方たちへ「最近こんなことしてま〜す」という近況報告のようなフラットな気持ちで描きました。
育爪自体は、以前「持て余した“何かを慈しみたい気持ち”を自分のお尻のケアにぶつけたら、お尻がツルツルのプリプリになった」ということがあり、その際に「自分の身体の一部を愛情持ってケアすること」の楽しさを学んだので、次はコンプレックスだった爪を育ててみよう! と思い至ったことがきっかけで始めました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「爪って生まれつきの形から変わらないと思ってた!」というお声を目にした時、「分かるよ! 私もずっと諦めてたから最初びっくりしたよ〜!」と思ったことが印象に残っています。私も、自分の爪に関してはコンプレックスを通り越して「こういうもんだし仕方ないな〜」と諦めつつ受け入れていたので、手をかけたら変わるものだと知って衝撃を受けました。

ーー「CREA web」にて連載中のコミックエッセイ『裸一貫!つづ井さん』について、新刊となる4巻が発売されました。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?
前巻に引き続き、友人たちとのリモート大騒ぎに加えて、私が実家に帰ってきてからのこれまで以上にささやかな日常(幼い頃遊んだ巨木との出会いや、ランニングで野良猫とたわむれた話など)をつづっています。のびのびと穏やかで楽しい1冊となりましたので、お手にとっていただければうれしいです!
ーー『日々日記』や『裸一貫!つづ井さん』では、つづ井さんの「どんな状況でも楽しもうとする」前向きさや、いい意味で肩の力が抜けた自然体な姿を感じます。そのあたりをマンガで表現するうえで工夫されていることはありますか?
当たり前のことになってしまいますが、すべて実際の出来事なので、楽しかったことを分かりやすく読者の方に伝えられるように「何を描かないか」ということをいつも考えていると思います。できるだけ簡潔に楽しかった出来事が伝わるような絵日記になればいいなあと思いながら描いています。
ーー今後、創作活動において挑戦してみたいことはありますか?
やったことがないことはなるべくやってみたいと思っています! これまで人前で話すことに苦手意識がありましたが、最近はTwitterのスペース機能を使ってたくさんお話をしたり、イベントに着ぐるみを着て参加したりして、「意外とやってみたらできるもんだな、楽しいな」と感じることが多いです。これからもいろんなことに挑戦したいです!
(マグミクス編集部)