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「トラウマ」量産?『金田一少年の事件簿』の忘れられない場面 犯人の仮面も怖すぎ

新ドラマスタートで再び脚光を浴びているマンガ『金田一少年の事件簿』。いくらミステリーマンガとはいえ、横溝正史テイストを受け継いだ怖すぎる描写が多く「トラウマ」になっている読者も多いようです。そんな『金田一少年の事件簿』のトラウマエピソードをご紹介します。

甲冑のなかから出てきたものは……

奥飛騨の小さな村が復讐の血に染まる『金田一少年の事件簿 飛騨からくり屋敷殺人事件』(講談社)
奥飛騨の小さな村が復讐の血に染まる『金田一少年の事件簿 飛騨からくり屋敷殺人事件』(講談社)

 2022年4月24日からの新ドラマスタートで、再び脚光を浴びているマンガ『金田一少年の事件簿』。名探偵・金田一耕助の孫の主人公・金田一一(きんだいちはじめ)が数々の事件を解決していくミステリーマンガですが、衝撃的な展開で読者に「トラウマ」を植え付けた作品としてもたびたび話題にのぼります。今回はネット上で話題の「トラウマエピソード」をご紹介します。

 まず、「窓から覗き込んでる怪人ファントムの仮面が怖い」「夜に窓を見れなくなった」などとネット上で恐怖の声が上がるのは、『金田一少年の事件簿』の記念すべきファーストエピソード「オペラ座館殺人事件」です。孤島のリゾートホテルに合宿に来た不動高校の演劇部員が、次々と殺されていく恐るべき事件でした。『オペラ座の怪人』に見立てた猟奇的な殺人方法と、暗い窓の外にぬっと浮かぶ怪人ファントムの不気味な仮面に、ぎょっとした人は多いようです。

 金田一が通う不動高校が惨劇の舞台となった「学園七不思議殺人事件」も多くのトラウマを作りました。ファントムの仮面も怖いのですが、こちらで出てくる「放課後の魔術師」のお面もかなりのもの。さらに身近な「校内」で起こる連続殺人というテーマが、主人公と同年代の読者たちの恐怖を煽りました。

 また、飛騨にある、名家の遺産相続争いを巡って起こった事件「飛騨からくり屋敷殺人事件」も忘れてはいけません。本事件で殺害された被害者は首がなくなっており、凄惨すぎる描写に悲鳴をあげる人が続出しました。横溝正史ワールドをそのまま受け継いだような舞台設定も、怖さに拍車をかけています。

 また、同じく生首で悲鳴をあげさせられた人が多いのが「異人館村殺人事件」。甲冑の頭部が転がったと思ったら、なかには被害者の首が……。衝撃的な遺体発見シーンは、1度見たら忘れられないほどのトラウマ描写と言えるでしょう。

 ほかにもネットでは「まさか『異人館ホテル殺人事件』でメインキャラだと思ってた佐木くん(兄)が殺されるなんて」「『悲恋湖伝説殺人事件』のジェイソンが怖かった。被害者の顔をズタズタにしていくのが恐怖……」など、数々のトラウマシーンが話題になっていました。

(マグミクス編集部)

【画像】マンガ『金田一少年の事件簿』でトラウマになった事件を振り返る(6枚)

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