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文明崩壊後の世界でも楽しそうなマンガ4選!犬と旅したり、夫の帰りを待ったり…

【リード】 未曾有の災害や病、大規模な戦争により、文明が崩壊した後の社会を舞台にした「ポストアポカリプス」という作品ジャンルがあります。法の秩序もなく、貨幣はもはや意味をなさずに欲しいものは奪い合う……なんて殺伐とした世界観もありえますが、そんな社会でのびのび生きているキャラクターを描いた作品も?

仕事に忙殺される現代社会よりも、ある意味楽しそう?

一見楽しそうに見える学園生活部だけど……? 『がっこうぐらし!』第1巻(芳文社)
一見楽しそうに見える学園生活部だけど……? 『がっこうぐらし!』第1巻(芳文社)

 戦争や病、災害といったなんらかの理由により、文明が崩壊した後の世界を描いた作品は数々あります。SFのジャンルのひとつで「ポストアポカリプス」ともいい、現代社会を生きる私たちにとって、作中の文明崩壊後の終末世界は悲惨にも思えるかもしれません。

 ポストアポカリプス系のマンガには、文明崩壊の原因を追求したり、脅威となる存在とのバトルを繰り広げたりするハードなものがある一方で、不便を感じながらもどこか楽しそうな生活を描く「日常系」の作品もあります。

 今回は、旅や日常生活を通して登場人物が終末世界を満喫しているマンガを紹介します。

●『世界の終わりに柴犬と』 文明崩壊後の世界を柴犬と旅する女子高生

『世界の終わりに柴犬と』(著:石原雄)は、タイトル通り文明が滅んだ後の世界を柴犬・ハルさんと、動物と会話できる能力を持つご主人の女子高生が旅をする物語です。

 哲学をはじめとする知識豊富な柴犬・ハルさんとマイペースなご主人のやりとりからは、全く悲壮感が漂っていません。むしろ、無人の世界を全力で楽しむご主人に、ハルさんが冷静にツッコミを入れるといったユニークな会話が作品の魅力のひとつです。

 そして作中には、ハルさん以外にも黒柴や白柴、シベリアンハスキーなど他の犬も登場します。柴犬の性格やしぐさといったあるあるネタも組み込まれているため、犬好きにはたまらないポストアポカリプス系作品といえるでしょう。

●『がっこうぐらし!』 学校で寝泊まりすることを楽しむ

『がっこうぐらし!』(作画:千葉サドル/原作:海法紀光(ニトロプラス))は、舞台となる巡々丘学院高校で生活する「学園生活部」の日常を描いています。屋上菜園で野菜を育てたり、美味しい食事を楽しんだりと、学園で自由に生活する部員たちの日常はどこか楽しげです。

 序盤はちょっと変わった学園生活部の日常がメインですが、実は人間をゾンビに変えてしまう感染症のパンデミックにより、意図せずサバイバル生活を余儀なくされていたことが明らかになります。それでも、物資を求めて校外に行ったり、学校を後にして別の避難場所を探すことを「遠足」「卒業」と言い換えたりと、文明崩壊後の世界をあくまでも日常だと思い込もうとする学園生活部を描いた同作は、毛色こそ違えど「日常系」といえます。

【画像】他にも多数!終末世界を楽しむマンガをチェック!(7枚)

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