『SPY×FAMILY』単行本表紙の名作チェアの下には、各キャラの隠された秘密が?
TVアニメもクライマックスを迎え、ますます盛り上がる『SPY×FAMILY』の続きが気になって、コミックスを読もうと思っているのではないでしょうか? 『SPY×FAMILY』単行本の表紙には、それぞれ登場人物とオシャレな椅子が描かれているのですが、その椅子の下には隠されたとある「演出」があるのです。
オシャレな椅子に座って着飾るも、足元、背後には秘密が隠れている?

TVアニメ第2クールの制作も決まった人気作『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は、コミックスも順調に売り上げを伸ばしています。『SPY×FAMILY』単行本の表紙は、ロイドやアーニャら各キャラが名作チェアに座っている、シンプルかつオシャレなもの。また、その椅子がぞれぞれのキャラクターの雰囲気とフィットして魅力的です。
建築家ル・コルビュジエが作った合理的なデザインの「LC2ブラック」に座るのは、こちらもスパイらしく合理的な思考回路の持ち主であるロイド・フォージャー、という風に椅子の歴史と各キャラのパーソナリティーを照らし合わせるのも面白いのですが、今回注目したいのはその「椅子の下にあるもの」です。
例えば1巻の表紙を見てみると、椅子の下には双眼鏡や写真、銃弾や鞄、書類など、スパイの職務に関連するものが隠れています。また、3巻表紙のヨルの椅子の下には滴る血(殺し屋)があり、5巻表紙のユーリの椅子の下には手錠と拳銃、盗聴器のようなアイテム(秘密警察)などがあり、8巻フランキーの足元には鍵や紙幣、ネガ(裏社会の情報屋)などがあります。スパイファミリーの登場人物の多くは、正体を隠しながら日々生活をしており、そのキャラクターの足元に隠れているものが、それぞれの本当の姿を象徴していたのです。
また、2巻のアーニャの足元には何も描かれていません。彼女のエスパー能力は目に見えるものではないので、隠すことはないのですが、隣に「キメラ長官」がいることで、ただの女の子ではないという演出をしているように思えます。
ちなみに、4巻のボールチェアに座る白い犬は、TVアニメではまだ登場していないのですが、フォージャー家の新しい家族となるこの犬にも隠された秘密があり、それが後ろのテレビに関係しています。また、すでに表紙を飾っている7巻のダミアンは椅子の背後に大量のオモチャ、9巻のベッキーも足元には女の子らしいファッショングッズが散乱としています。これらも何かしらの意味をなしているとすれば、いったいそれは何なのか……などなど考えると、今後の展開がさらに楽しみになります。
(弁天寿)