『ワンピース』コビーたちの恩人・ガープの育成能力が高すぎ! ドラゴンには何を教えた?
『ONE PIECE』に登場する海軍中将ガープが、実は作中でも屈指の強キャラを育成しまくっていると話題を呼んでいます。ガープといえばルフィの祖父であり、革命軍の最高司令官ドラゴンの父親です。ルフィだけでなく、海軍のコビーやヘルメッポも育てたガープの育成実績に迫ります。
ガープ本人も過酷に鍛えられた?

大人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する海軍中将ガープが、実は作中でも屈指の強キャラを育てていると話題です。「海軍の英雄」と呼ばれ、ルフィの祖父であり、革命軍の最高司令官ドラゴンの父親でもあるガープは、もちろん海軍の若手も多数育てており、「優秀過ぎる」と言われています。
ガープの育成実績のなかでも特に話題にあがるのが、海軍大佐にまで成長したコビーでしょう。コビーはかつて、アルビダ海賊団の雑用として2年間も働かされていました。そして、ルフィとの出会いで海軍将校になる夢を叶えようと奮起するコビーを、ガープが海軍本部に連れていき特訓したのです。その結果、コビーは六式の剃を使いこなし見聞色の覇気を覚醒させるなど、驚くほどの成長を遂げました。
さらに、「マリンフォード頂上決戦編」で、コビーが自らの命をかけて赤犬に戦いの終結を申し入れるシーンには称賛の声が多くあがっています。ネット上では「本人の資質もあるとはいえ、短期間でコビーをあそこまで育てたのはすごいよな」と、ガープの育成能力の高さが評価されています。
コビーと同じくガープに育成されたキャラクターとして、ヘルメッポがいます。ヘルメッポは海軍支部の大佐・斧手のモーガンの息子で、当初は少女がゾロにあげたおにぎりを目の前で踏みつけるような腐った性格の持ち主でした。しかし、コビーとともに海軍に入り、ガープに本部へ連れていかれ特訓されたことで、戦闘力だけでなく性根も叩き直され、今では海軍少佐にまで成長しています。かつては弱い者いじめをして市民に横柄な態度をとっていたヘルメッポですが、見た目も性格もクールに変わり、「もはや別人……」と驚きの声があがるほどです。
ふたりが海軍本部に行き成長するまでを描いた、短期集中表紙連載「コビメッポ奮闘日記」を振り返ると、あくまで訓練は将校になりたいコビーと、父のモーガンを見返したいヘルメッポが主体的に行っており、ガープが一から十まで猛特訓させていたわけではないようです。しかし、ふたりを海軍本部に連れていくと言ったのはガープですし、成長しそうな人材を見抜く目があるのは間違いありません。また、表紙連載の最終話では、部下の海兵ボガートとふたりを特訓させていました。
扉絵連載はそこでおしまいですが、ファンの間では「ガープと直接何度も戦うくらいの訓練を受けていないと、コビーやヘルメッポの急成長は考えられない」「赤犬の前に立てる胆力を考えると、もっとすごい特訓をされているのでは」と、描かれていない猛特訓があると思う人が多いようです。
さらにガープは海軍だけでなく、自身の孫にあたるルフィも強い男になるよう特訓しています。ルフィが作中で「おれは昔じいちゃんに何度も殺されかけたんだ」と話すほど、厳しい特訓だったようです。谷に突き落としたり、夜のジャングルに放り込んだりしたからこそ、人間離れした生命力が身についたのかもしれません。ガープとしては海兵になってほしかったようですが、ルフィの強さの根幹には彼の教育が生きているようです。
また、ルフィの父・ドラゴンにガープがどんな教育をしたのかは、明らかになっていません。「ガープが厳しく教育しすぎたから、反抗して革命軍になったのかな?」「もしくはドラゴンには別の教育をしてああなってしまったから、ルフィにはやりすぎなくらい厳しくしたのかも」「ガープの天竜人嫌いは受け継いでいるはず」と、ネット上の予想もさまざまです。
ちなみに、『ONE PIECE』65巻のSBSには、幼少期のガープのイラストが載っています。子供時代からすでに左目の横に傷があるガープは、宝箱を担いで虎にまたがってはしゃいでおり、すでに強者感満載。彼ももしかすると、危険な場所にわざと送り込まれていたのかもしれません。ガープより上の世代のモンキー・D家の人間は明らかになっていませんが、ガープにどんな影響を与えたのか気になるところです。
(マグミクス編集部)