マグミクス | manga * anime * game

『ガンダム0080』シリーズ屈指の衝撃ラスト! 小説版は「原作改変」で結末違う?

クリスマスに思い出す悲劇的な名シーンとは?

OVA版とは違う結末が描かれる、小説『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(著:結城恭介、原作:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)
OVA版とは違う結末が描かれる、小説『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(著:結城恭介、原作:矢立肇、富野由悠季/KADOKAWA)

『0080』の物語は12月9日、ジオン軍のサイクロプス隊が北極基地を襲撃し、新型ガンダムを奪取しようとするところから始まります。ここで作戦は失敗し、新型ガンダム「RX-78NT-1 ガンダムNT-1(通称アレックス)」が運び込まれたサイド6のコロニー「リボー」が新たな舞台となりました。

 その後、情報を入手したサイクロプス隊が12月19日に再び行動を起こしますが、バーニィ以外は全員戦死してしまいます。この事態を受け、ジオン軍の強硬派はリボーに核ミサイル攻撃を仕掛けようとしました。

 一度は心が折れたバーニィでしたが、自軍の核ミサイル攻撃を阻止するため、アレックスを破壊する決意をします。残された武器は半壊したザクのみ。アルの協力でザクを修復したバーニィは、決死の覚悟でアレックスに挑みました。

 しかし、核ミサイルを搭載した艦は既に連邦軍に拿捕(だほ)され、リボーの危機は救われていたのです。それを知ったアルは戦いを止めようと戦場に駆けつけますが、その目の前で物語は劇的な最後を迎えていました。

 コクピットを直撃する攻撃でバーニィは死亡、破壊されたアレックスから救出されたパイロットが、隣のお姉さんとして好意を持っていたクリスだと知ってアルはがく然とします。この戦いの日が12月25日、クリスマスの日だったのです。

 こういった経緯から、一部のガンダムファンはクリスマスが来るたび、『0080』の悲劇を思い出す人も多くいました。ちなみにバーニィとアルが名付けた作戦名が「クリスマス作戦」というのも、時期を決定づけたうえに切なくなってしまう要素のひとつです。

 こうしたことから、前述したように毎年クリスマスの時期にザクとアレックスを飾るガンダムファンも少なくありません。最近ではエフェクトパーツで劇中のシーンを再現できるので、よりリアルなジオラマで暗い気分を増長させることもできます。

 バーニィの死は、アニメ作品内では遺体を見た人が「ミンチよりひでぇよ」と言ってることから確実なものとされていました。しかし、その死を認めたくない人は少なくありません。かく言う筆者もそのひとり。……ですから、『スーパーロボット大戦』シリーズなどでクリスと仲良く戦う姿にホッとするわけです。こういったファンの気持ちに応えるかのようにほとんどのゲームで、アニメとは異なる展開で悲劇を回避していました。

 また、小説版を書いた結城恭介先生自らが「蛇足」と付け加えていますが、小説版『0080』ではバーニィの奇跡的な展開により生存が確認されています。アニメでの悲劇的な最期に納得いかなかったのはファンだけではなかったのでしょう。

 そんなわけでクリスマスが来るたびに思い出される『0080』の悲劇的物語ですが、筆者は小説版を心の支えに過ごしております。考えはもちろん人それぞれ。みなさんは『0080』の物語をどうとらえていますか?

(加々美利治)

【トラウマ】ミンチよりひでぇよ…悲劇を生んだ『ガンダム0080』のMSを見る(6枚)

画像ギャラリー

1 2

加々美利治関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

アニメ最新記事

アニメの記事をもっと見る