80年代ロボットアニメ負けヒロイン・3選 40年経っても「消息不明」な人物も!?
戦果をあげるも、恋には勝てず…

●ファンネリア・アム『重戦機エルガイム』
富野由悠季監督作品『重戦機エルガイム』(1984年~)に登場したファンネリア・アムは主人公ダバ・マイロードに寄り添おうとしてできなかったヒロインです。元々は盗賊のリーリン一家で働いていた元・舞台女優志望の少女だったのですが、ダバの一行を襲撃した際に惚れてしまい、なし崩し的に仲間になります。その後はガウ・ハ・レッシィとダバを争い激しい競争を繰り広げ、掃除や洗濯をするだけでは飽き足らずHM(ヘビーメタル)に搭乗してダバをサポートするに至ります。
ダバがエルガイムMK-IIに乗り換えた後はエルガイムを託されるなど人格・技量共に信頼されていたようですが、ダバの義妹クワサン・オリビーの登場により、徐々に風向きが変化。十三人衆のひとりであるリィリィ・ハッシーを撃破する戦果をあげるなど戦闘面でも活躍しますが恋愛面での動きは影を潜め、最終的には精神崩壊を起こしたオリビーを介護するため隠棲することになったダバを涙ながらに見送ることとなりました。
●ラグ・ウラロ『戦闘メカ ザブングル』
富野由悠季監督作品『戦闘メカ ザブングル』(1982年~)に登場したラグ・ウラロは少年少女で構成された盗賊集団サンドラットのリーダーで、ピンチを主人公のジロン・アモスに助けられたことから好意を抱くようになります。
ジロンが敵討ちのためにウォーカーマシンを手に入れたがっていることを知ったラグは協力を約束します。そして新型のウォーカーマシン「ザブングル」を持つカーゴ一家を襲撃、家の方針に反感を持つエルチ・カーゴの手助けもあり、無事にザブングルの奪取に成功しました。
その後はエルチに雇われる形で雇われブローカーとなりますが、ジロンを巡ってエルチと争いを繰り返すようになります。エルチが洗脳されて敵となった後はアイアンギアーの指揮を執るなど姉御肌のキャラクターとして活躍しますが、ジロンとの関係性にそれほど変化はありませんでした。
最終的には戦いが終わり、洗脳されていた頃の言動への自責の念から飛び出したエルチをジロンが追いかけたときに背中を見送りながら涙していたことから、ジロンへの想いを諦めたことが示唆されています。しかしラグほどのタフな女傑なら、すぐに立ち直り新たな恋めがけて走り出したのではないでしょうか。
(早川清一朗)



