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『ドラクエ』「やくそう」は食べる? 塗る? 説明書読み比べてわかった、意外な真実

急に『VIII』でワイルドに? ビジュアルと説明に変化が

 というのも『ドラクエII』の説明書には「古くから伝わる傷薬です。この薬をのむと、その人の生命値(HP)が、回復します」とはっきり経口摂取のものであると明記されているでのです。

 なお『II』の説明書に添えられた「やくそう」のイラストは完全に粉薬のようなビジュアルであり『III』でもそれは同じ。

 ところが『IV』で変化が見られます。説明書に添えられたイラストはおなじみの「葉っぱ」+「薬的なもの」。説明文には「これを煎じて飲むと、少しHPが回復します」とあり、「煎じる」という工程を挟んでいることが明かされます。

 ちなみに『IV』に登場したトルネコを主人公にしたスピンオフ作品『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』でも「薬草を薬にして飲んだ」という説明がなされます。

 続く『V』の説明書でもイラストは「葉っぱ」+「薬的なもの」ですが、説明文は「HPが回復する薬草です」と急に省略が始まります。続く『VI』では「HPを回復します」ともう「みなさんご存知の」状態に突入し、『VII』もほぼ同様です。

『VIII』で再び変化が。「やくそう」のイラストは「葉っぱ」+「薬的なもの」ではなく「袋に入った草」に。これは今日の『ドラゴンクエストウォーク』などのスマホゲームにも引き継がれています。説明文も「傷をいやす効果のある、薬用の野草」と「野草」であるという情報が付与されます。「野草」とは自然に生えている草です。なぜか急にサバイバル感が増します。

 続く『IX』でもイラストは「袋に入った草」。説明は「傷を治し、HPを少し回復します」と再び簡素なものに。『X』はシリーズ初のオンラインに。『XI』は説明書こそ付属していますがとうとう「やくそう」の記載もなくなってしまいました……寂しい限りです。

 なお『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』(監修:堀井雄二、原作:三条陸、作画:稲田浩司)では「やくそう」をポップがむしゃむしゃと生で食べるシーンも登場します。

 ここまで『ドラクエ』の「やくそう」の使い方を説明書ベースからみてきました。基本的に「経口摂取」の向きが強いようです。とはいえ現実の「薬草」がそうであるように、「煎じて飲む」「食べる」「患部に貼る」などある程度多岐にわたっていると考えてもいいでしょう。

「やくそうをつかった」というシンプルな文言は全てを内包していたのです。

(片野)

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