クソゲーと名高い『いっき』を平成生まれが初体験! 満喫した「脱力感」「声出そう」
令和でも通用する、アクションゲームとしての面白さ

本作の感想を述べるなら、「シンプルだからこそ時代を越えて楽しめる」。このひと言に尽きます。見下ろし視点でステージを突き進む。敵キャラは撃退するか回避する。目標物(小判)をしっかり集める……『いっき』の基本ルーティーンは至極単純ですが、ゆえに分かりやすく、いつ遊んでも色あせないポテンシャルが感じられました。操作系統で特に不便な点(理不尽な当たり判定など)も見当たらないため、今回のプレイで大きな不満を抱くことはありませんでした(あくまで筆者の感想です)。
そして何より、本作の世界観はユーモアにあふれています。「忍者」「悪霊」「腰元」といった個性豊かな敵キャラクターはその最たる例と言えるでしょう。あまり麗しくない腰元から抱きつかれた時には、思わず権べとシンクロして声を荒げてしまいたくなるほど。一方で千両箱を見つけて大笑いする権べに戸惑い、無防備な状態を狙って攻撃された暁には、何とも言えない脱力感が全身を包み込みます。
そもそも、題材からして独創的と言わざるをえない『いっき』。本作に込められたサンソフトのセンスが、どんな形であれ誕生から現在まで話題になっているのも事実です。装い新たに令和で名乗りを上げた『いっき』は、またもやゲーム史に爪痕を残すのでしょうか。
(龍田優貴)


