【夏アニメ】まさかの「母親同伴」で異世界へ! 若くて強すぎる母に主人公困惑
2019年7月12日よりTOKYO MXなどで放送開始したアニメ『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』は、「第29回ファンタジア大賞」で大賞を受賞した同名のライトノベルをアニメ化したもので、「お母さん同伴」の異世界転生物語。一風変わった同作品の楽しみどころを、第1話の内容から紹介します。
ゲームの世界に来れたのに、同伴のお母さんが強すぎる件
2019年7月12日より放送が開始された、TVアニメ『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』。原作は、「第29回ファンタジア大賞」で大賞を受賞した井中だちま氏の同名ライトノベルです。webコミックサイト「ヤングエースUP」でも、冥茶氏によるマンガ版が連載されています。
主人公の・大好真人(おおすきまさと)は、普通の男子高校生。ある日、妙な内容の内閣府アンケートに答えたことがきっかけで、勇者としてゲームの世界に転送されてしまいます。ゲーム好きな真人は大喜びしますが、その喜びもつかの間、気恥ずかしくてきちんと向き合えずにいた母・真々子(ままこ)も続けて転送されてきて――?
よくある「異世界転生もの」かと思いきや、なんと「お母さん」も一緒という、かなり異色の作品です。しかも、タイトル通り母・真々子の強さは常人の比ではなく、剣一振りでモンスターの大軍を消滅させてしまうほど。一方の真人は、チュートリアルバトルですら小鳥一匹を仕留めるのに精一杯。ふたりの冒険の行く末が気になるところです。
また、本作ではネットゲーム(特にMMORPG)の世界観がかなり忠実に再現されている一方で、ひと昔前のゲームによくある「勇者の名前に本名を登録して後悔する」「石に刺さった伝説の剣を抜く」といったシチュエーションも盛り込まれ、昔懐かしいファミコンゲームを思い出させてくれます。
第1話終盤で「冒険者ギルド」にたどり着いたふたりは仲間選びをするものの、たまたま女性ばかりを選んだ真人を見て、真々子は「お母さん面接」を実施することに。「お母さん面接」とは一体何なのか? 真人が勇者として活躍する日は来るのか? 流行りの「異世界もの」と見せかけて、実は根底に「親と子の問題」というテーマを抱える同作品の物語展開に要注目です。
(新美友那)
※『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』第2話は、TOKYO MXなどで7月19日(金)24:00から放送予定です。