『ガンダム』不幸をもたらした「罪深い」女性キャラたち 悪気がないから厄介?
ガンダムの悪女といったら真っ先に名指しされる彼女

最後に紹介するのは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』からニナ・パープルトンです。彼女はただのガンダム開発計画の担当者ですが、主人公のコウ・ウラキと視聴者の両方の心にダメージを与えたことで知られています。
ニナはコウと恋愛関係に発展しますが、物語が進むにつれてコウの宿敵であるジオンのエースパイロット、アナベル・ガトーとも恋愛関係にあったことが判明します。ニナは恋人同士の戦いに心を痛めます。
そして終盤、コロニー落としの軌道計算を済ませたガトーとコウが対峙する緊張感あふれるシーンに現れたニナは、なんとガトーを庇(かば)ってコウに銃を向けました。ふたりの関係を知らないコウは恋人であるはずのニナに裏切られ、ワケが分からなくて絶叫、ニナはガトーについて行ってしまい視聴者も混乱状態です。ニナが庇ったせいで、ガトーは最後の力を振り絞ってMAノイエ・ジールで地球連邦の艦隊を蹂躙しました。ニナのせいで大勢の犠牲が出たと言えます。
そして全てが終わった後、ニナはオークリー基地に赴任したコウの前に現れ…なんと笑顔を浮かべました。これはいったいどういう感情なのでしょうか。
恋人同士が争うのが嫌だっただけ、女性のリアルな心情を描いた、などの声もありますが、あまりにも生々しく、ニナの行動を受け入れがたいファンは多いようです。ニナはコウのモチベーションだったので、感情移入していたファンにとってショックが大きすぎました。
以上、3名を紹介しましたが他にもキシリア・ザビやハマーン・カーンなど物語を大きく動かした女性キャラクターはたくさんいます。「ガンダム」宇宙の歴史の半分は女性が作っていると言っても良いのではないでしょうか。
(レトロ@長谷部 耕平)




