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【特別展】戦後の「野球」人気に始まり、「五輪」で広がったスポーツマンガの歴史

現実の「スポーツ」と「マンガ」は相互に刺激が

野球マンガの展示コーナーでは、単行本や掲載雑誌を展示。魔球マンガの元祖/貝塚ひろしの『父の魂』などの複製原画も飾られている (C)貝塚ひろし、(C)江東区森下文化センター
野球マンガの展示コーナーでは、単行本や掲載雑誌を展示。魔球マンガの元祖/貝塚ひろしの『父の魂』などの複製原画も飾られている (C)貝塚ひろし、(C)江東区森下文化センター

 昭和33(1958)年入団の長島茂雄、翌34年入団の王貞治の活躍で、巨人軍とプロ野球の人気は沸騰します。そのなかで少年読者の心をとらえたのが、貝塚ひろしの魔球マンガ『くりくり投手』でした。その血脈は、『巨人の星』(原作・梶原一騎/作画・川崎のぼる)などの「スポ根」マンガに引き継がれていきました。

 スター選手の登場やスポーツの発展とともに、スポーツマンガも成長してきたのです。一方で、近年ではスポーツマンガで活躍する主人公に憧れて、多くのスター選手たちが登場しています。「スポーツ」と「マンガ」は、ジャンルの垣根を越えて共に刺激し合い、発展を続けていると言ってよいでしょう。

テニスマンガの草分け、志賀公江の『スマッシュをきめろ!』複製画の展示 (C)志賀公江、(C)江東区森下文化センター
テニスマンガの草分け、志賀公江の『スマッシュをきめろ!』複製画の展示 (C)志賀公江、(C)江東区森下文化センター

 特別展では、野球マンガの歴史を一大コーナーとして紹介し、サッカー&ボクシングマンガ、バレーボール&テニスマンガ、格闘技マンガなどの展示コーナーに続き、単行本や複製原画の展示でスポーツマンガの各ジャンルを紹介しています。

 大きな見どころは、雑誌掲載時の切り抜きです。現在刊行されているコミックスでは見ることができないカラー扉を目にすれば、思わず雑誌が出版された時代にタイムスリップしてしまいます。会場では、実際にスポーツマンガの名作コミックスを手に取って読むことも可能です。

 なお、会期終了後にはスポーツマンガの各ジャンルを代表するマンガ家によるトーク講座が9月22日(日)から12月8日(日)までの間で4回開催予定。それぞれ、かざま鋭二先生、志賀公江先生、バロン吉元先生、望月あきら先生が登壇されます。

(取材・写真:メモリーバンク)

※文中一部敬称略

※夏の特別展『スポーツマンガの魅力が大集合!! ~名選手を生んだ傑作マンガ!』は、2019年9月6日(金)まで、東京・江東区森下文化センター・1階展示ロビーで開催中です。入場無料。8月19日(月)、9月2日(月)は休館

※マンガ講座『スポーツマンガの魅力が大集合!! ~スポーツマンガの魅力を語る』は、次の日程、内容で開催予定。
第1回:9月22日(日) かざま鋭二先生 “野球マンガとゴルフマンガを語る”
第2回:10月13日(日) 志賀公江先生 “少女マンガに注入したスポ根精神”
第3回:11月3日(日) バロン吉元先生 “格闘柔道を描く『柔俠伝』シリーズ”
第4回:12月8日(日) 望月あきら先生 “秘球登場に胸躍らせたバレーマンガ”

・申込期間:2019/8/10(土)~2019/8/31(土)
・定員:100人(定員に達した場合抽選。定員に達しない場合は、募集期間後も先着順で受付)
・受講料:6,000円(全4回通し/教材費含む)
・お申し込み・お問い合わせ:江東区森下文化センター(田河水泡・のらくろ館) 電話03-5600-8666 または https://www.kcf.or.jp/morishita/

(取材・写真:メモリーバンク)

【画像】傑作スポーツマンガの特別展、当時の単行本や複製画も(5枚)

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